私立中高生を見て思うこと まなびの樹 まなびの樹

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2023.05.31

私立中高生を見て思うこと

今日はまなびの樹にきている、きていた私立中高生を見て思うことを。

私立中高を選択する親御様の参考になればと思い書いています。

私自身は公立中高だったので、横目で見た感想になります。

 

 

◯見ていて気づく事実から

・カリキュラム

私立の中高生は各校オリジナルのカリキュラムに従って授業を進めるため、公立の学校とは違う異なる進み方をします。

一般的には進度は早いです。理由は受験対策をするためだと思われます。

確かに過去問に早く取り組むことで大学受験が有利に進むことは間違いありません。

高2の末には数学の授業は終了して高3からはひたすら過去問をやり込む、という高校が多いのではないでしょうか。

中高一貫の場合、中3で高校の勉強が始まっているところもあります。

 

また、授業はオリジナルな進め方や内容があるようで聞く限り楽しそうだなぁと思うことも多々あります。癖がありすぎて、あれ?と思うこともあるのがありますが・・・

 

中には塾不要と考えている学校もあるので、宿題は割と多めな気がしています。

どの生徒も課題の提出に追われている印象はあります。

 

すごいのは長期休みもしっかりと講習というのがあり、学校で勉強する期間があったりもします。

 

ようは公立と比べてかなり勉強環境は整っていると言えると思います。

 

 

・先生の対応

公立以上に先生がサポートしてくれることもあると思います。

授業後も残ってしっかりと指導してくれる先生も多い印象です。

各校とも復習プリントを先生が用意したり、補習がきちんとあったり学力面のケアをしてくれます。

公立の場合、公務員でもあるので中々追加サービスにあたるような対応は難しいのではないかなと思ってます。

 

・施設等のハード面や学費

言わずもがな、比べ物になりません。

 

 

◯思うこと

私立は「学習意欲が高い生徒」には本当に最適な環境だろうな、というのが感想です。

勉強する環境がハード・ソフト、ともに整っているからです。

学校もそういう生徒を対象にカリキュラムを組んでいるように思います。

 

良くも悪くも私学は一般的な企業と一緒です。

どうしても結果を求められます。

結果が翌年以降の結果につながるのは間違いないからです。

 

なので、学習意欲が高い生徒は私学が向いている気がします。

 

一方で、勉強が好きではない、苦手な生徒がいくとどうなるか。

学校の授業が早い⇨理解できない⇨差が出てくる⇨私はできないんだ⇨でも中高校には行けるからいっか⇨やる気なし⇨さらについていけなくなる

というループに入り、学習意欲そのものをなくすだけでなく、本当に復習する時間がないほど学校が進み、あれよあれよと公立学校の生徒より低い学力レベルになります。

 

中高一貫の生徒より途中で高校に入ってきた生徒の方が優秀、と言われる由縁です。

 

もちろん学校側もそうならないようにクラス分けをしたり、補修を用意していたすると思いますが、一度やる気がなくなった生徒をやる気にさせるのは中々難しいです。

 

◯まとめ

勉強は基礎の積み上げです。やれば伸びますが、やらないと伸びません。

私学に入れるだけの頭脳を持っているのに、進み方で頭脳を生かしきれないのはもったいないなぁと思います。

 

私学は「勉強をやる生徒」にはお勧めです。できる・できない、ではないですよ。

最初はできなくてもやり続ければできるようになりますから。

 

私学の場合、公立のようにじっくり進めないので、一度つまづくと大変です。

復習する時間をかなり頑張らないと取れないので、基礎を固める復習の時間が取れないのがとにかく痛いと思ってます。

公立の良い面はとにかく3年間でじっくり、なので復習をする時間があります。

逆に公立の場合は受験勉強を自分でやらないと難しいのはありますよ。

 

公立・私立、本当に一長一短があると思いますが、私の考え方です。

 

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