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2023.07.20
算数は計算と数量です
小学生の算数を教えていて、基本はやはり計算です。
四則演算を整数、少数、分数で正確に早く解けることが大切なので、この基本をキッチリやり切ることが大切です。
特に分数の通分、約分は中学生になっても怪しい生徒が続出しているので、小学生の生徒は今のうちに頑張りましょう。
公文式をやっている、やっていた生徒はこの計算能力がずば抜けています。繰り返しの練習量は伊達じゃありません。計算能力はピカイチだと思います。
しかし、算数・数学という観点で見ると、ここからが本番です。
計算力を基に、何を計算していくかが数量関連の問題です。
文章題、図形、関数、データ分析、中学生につながる学習内容がてんこ盛りです。
この辺りの領域になると公文式の生徒たちは苦手となってくる生徒も出てきますが、この辺りの内容があくまで高得点を狙う基礎になる部分でとても大切です。
◯算数が苦手な子
算数が苦手な子に共通しているのがいくつかあります。
・計算が弱い
先ほども言った四則演算が正しくできない場合です。
計算ができないと算数は解けないようになっているので、とにかく間違えず計算ができる、というのはとても大切です。
計算能力は高校生にまで必要なスキルなので、小さい時に計算ミスなく計算処理をするスキルを身につけておくととても良いと思います。
とりあえず算数の苦手意識がつかなくなります。
逆に計算ができないと、漏れなく算数・数学が苦手になっていくので要注意です。
常に間違え続けるので、それは嫌いになりますよね。。。
なので、算数・数学においてはとにかく基礎計算を間違いなく、早く計算ができるようになることがとても大切です。
最初は計算の量が多くて嫌になるかもしれませんが、身についてくると計算問題は確実に取れる、という自信につながり、実際に点数が伸びてきます。
ケアレスミスで間違えるんです、とその時の状況のせいにする生徒がいますが、ケアレスミスは計算の段取りミスです。
集中力等は関係ないので要注意です。
計算のやり方の中に途中式の書き方が含まれるのですが、途中式を書かないのはケアレスミスではなく、段取りが悪いんです。
仕事でもミスはミスですよね?ミスを出さないためにチェックリストを作るのと同じで、計算ミスもミスの一種なのでミスをしないように途中式を正しくかく訓練が必要です。
そのことに気づかない、気にしない生徒はいつまで経っても計算ミスを繰り返すことになります。
計算ミスをしない子ほどノートに正しく途中式を書いています。
・文章を読まない、理解できない
計算ができるようになったら、次は文章の読み取りです。
国語の力が必要になってくる分野です。
合わせて、引くと、〜は、〜が、など言葉と数式の結びつきができないと「立式」ができなくて苦労します。
文章で理解できない場合は数直線やグラフを書きながら立式していく必要があるのですが、ここが苦手です。
・図形を理解していない
図形が苦手な子はだいたいこのパターンです。
三角形は?2等辺三角形の特徴は?直角三角形の特徴は?正三角形の特徴は?など、各種図形の特徴と関係性を理解していません。
四角形、平行、なども同様です。
特徴を理解していないので、作図も苦手です。
どう書いていいかわからないです。
それがそのまま中学生の作図問題、図形問題、の苦手を生みます。
小学生の時に遊び感覚で作図をしているのをバカにしてはいけません。
適当に書いているのと、特徴を理解しながら書くのとでは雲泥の差です。
一度理解してしまえば、絵を書くのと同じような感覚で作図ができるようになるので図形が苦手な生徒は、そもそもの図形の特徴を理解するところからやり直しましょう。
◯まとめ
夏休みは復習の夏です。
自分の苦手な箇所をしっかりと復習しておきましょう。
計算なら計算、文章題なら文章題、図形なら図形、とテーマを決めると良いと思います。
八潮市の夏休みは約1ヶ月しかありません。
最近の夏休みは短いな、、、と感じつつも充実した夏休みをお過ごしください。