算数に必要なのは計算力だけではない まなびの樹 まなびの樹

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2024.02.29

算数に必要なのは計算力だけではない

小学生の間は読み・書き・計算ができれば良い、と考えていますが、計算ができるからと言って算数が得意なわけではありません。

 

◯算数に必要なのは計算力だけではない

確かに算数に必要なスキルとして四則演算が早くできる、というのはとても大切です。

以前も算数・数学の基礎は四則演算というブログも書きました。

 

しかし、四則演算だけ早くできれば点が取れるか、といえばそうではありません。

文章を読んで理解する、桁・少数・分数の概念を理解する、単位を理解する、図形を理解する、etc

計算以外にも学ぶべきことはたくさんあります。

 

XX式プリント学習をやっていたけど算数の点が、、と言って入塾いただく生徒もいます。

XX式出身は確かに四則演算は他の生徒に比べれば圧倒的に計算速度が速いです。

しかし、一方で個人差はありますが、計算以外は弱い印象です。

 

この計算以外ができるか、できないか、で2学期以降の成績は決まってきます。

1学期についてはほとんどが計算問題中心なので、計算が得意な生徒は有利です。

 

それには「算数に必要な概念」を理解する、ということが大切です。

例えば以下です。

・少数は1より小さい数を表現する手段

・分数は1つのものを幾つに分けて、分けたものがいくつあるかを表現する手段

・単位や時間など日常生活で使うことを正しく使えるか

・文章を読んでただしく式が作れる力

・表やグラフを正しく読み取く力

・各種図形が正しく書けるか、図形の特徴

 

こう言った概念は小学生の低学年のうちに身につけておくことです。

高学年になって伸び悩む生徒は概念を理解せずに単なる公式に数字を当てはめたり、図形も適当に線を引くだけで良い、と思ってしまった生徒です。

 

上記に書いたことは中学生の学習に必須のスキルです。

単なる公式を使いこなすのが算数・数学でしょ、と考えると大変です。

1次関数、図形の証明、上記がわかっていないと本当に苦労します。

小学校低学年と侮ることなかれ。

 

答えがあっていてもなんでその答えになったのか聞いてみると良いと思います。

なんとなく、と答える生徒は要注意です。

 

正解が多いと案外安心してしまうものですが、自分の答えを説明できない場合はわかっていません。

だって、こういう法則でしょ?

だって、こう書いてあるじゃん、

子供達なりの説明ができていれば大丈夫です。

 

◯まとめ

算数や数学は正解だろうと不正解だろうと理屈を説明してもらいましょう。

なぜならば、という社会人で必要な理由説明をする練習です。

なんとなく、という言葉を排除する練習です。

正しくルールや概念を理解できれば間違えないのが数学です。

ひとつひとつ理屈をつけて解いていきましょう。

 

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