勉強=知らなかった・できなかった問題をできるようになること まなびの樹 まなびの樹

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2023.04.07

勉強=知らなかった・できなかった問題をできるようになること

春休みも今週で終わり、来週からは新年度が始まる学校が多いかと思います。

この春を通して、あなたは何をまなびましたか?

 

しっかりと1年間の復習をできた人、苦手箇所を復習できた人、塾にきているだけで実はできるようになったことがなかった人、様々な結果を手にしたかと思います。

 

勉強は嘘をつきません。やったことが点数の結果として現れます。

塾に来る目的がはっきりしている人ほど明確な成果を得ています。

今回は最近来ている塾生たちによく言うことを書きます。

 

◯何をしに塾に来ますか?勉強とは何ですか?

誰しもが思うのは「塾は勉強をしに来る、教えてもらいに来る場所」と言うことだと思います。

当たり前だと思いますが、実は人によってこの「勉強」の定義が違います。

 

・塾に来て、先生から言われたことをやること。

・問題をこなしてわからないことを教えてもらうこと。

 

あなたはどうですか?

こういう考え方をしているうちは実はテストで点がなかなか取れるようにはなりません。

 

最終的に勉強の目標は「目の前の問題を自分の力で解けること」です。

その結果として、定期テストや入試問題で点を取れるのです。

「知らなかった、できない問題・課題に対して教科書・参考書・問題集や、わかる人に聞いて理解し、最終的に自力で問題が解けるようになる。」これが勉強です。

 

例えば、先程のような考え方だと何がまずいのか。

・塾に来て、先生から言われたことをやること。

⇨自分は何が苦手で、それを克服したい、という意思がないので結局やらされている意識があり、真剣に取り組めない。もしくは苦手箇所が出てくると「わからない」と言って逃げてしまいます。いつまで経っても苦手を克服できません。

・問題をこなして、わからないことを教えてもらうこと。

⇨教えてもらう、で満足して自分で解いていません。教えてもらうことで終わっては最終的な自分で解く、ということができないので残念ながら点は上がりません。「わかる」と「できる」は違います。

 

ちょっとした意識の違いだけで取り組む姿勢も変わります。

塾生に最近よく勉強しろ、と言いますが、勉強の意味は上記の通りです。

 

自分で「勉強」できる人は正直塾など来なくて自宅学習で終了できます。

先日のブログでも書きましたが、塾にくる目的は「わからない問題の解き方を聞ける先がある」この1点に尽きると思ってます。

 

もちろん勉強の仕方を教えてくれる、教え方が上手い、授業が面白い、というような要素はあると思いますが、教えている内容自体は教科書や問題集に書いてあることを言っているだけ、です。

読んで理解できない、理解するために必要な知識が足りないので、先生に聞くは上記に該当します。

先生の言っていることは教科書の解説に書いてあるじゃん、という自身の経験もあるので、教科書や問題集を読んで理解できる子には逆に先生の解説なんていりませんし、時間の無駄になるのでしません。わからないところだけ教えます。

 

◯間違った勉強法の例

なので、以下は特に間違っている勉強法です。

 

・できる問題をやり続ける

⇨自分ができる、といういことを証明するために問題を解くのは時間の無駄以外の何者でもないです。できることが増えていないので勉強になっていません。

・教科書、参考書、問題集の解説を読まない、理解しない

⇨インプットがないので解けません。

・先生の言うことを聞かない

⇨先生は生徒の課題を効率よく解決するために教えますが実践しなければ意味がないです。

・間違えた問題をそのままにする

⇨間違える=何かしらできないことがあるので間違えています。知らないことがある、間違えた方法で覚えている結果間違えているので、正しい方法を身につけるためにも解き直しをしなければ、ただやっただけで意味がありません。計算ミスも結局計算の段取りミスなので立派な間違いです。何かしらの確認作業が悪いので計算ミスをするんです。本当にできる人は計算ミスをしません。

・新しい問題集ばかりやる

⇨上記に関連します。解き直しもせずに次の問題集に行くのは愚の骨頂ですが、1冊の問題集を何度もやることの方が記憶の定着、理解の定着に良いと言われています。学校のワークすら何度もやっていないのに市販の教材や塾の教材を何度もやるのは効率が悪いです。基本は学校のワークをやること、です。ワークでできない問題がなくなる⇨塾教材でできない問題がなくなる⇨次の問題集、が基本です。

・記憶しなければいけないものを覚えようとしない

⇨勉強は記憶だ、という人がいるぐらい勉強は覚えることが多いです。国語や英語であれば文法、文字を覚えないと話になりません。数学であれば公式、理社も用語です。記憶しなければいけないことを覚えずに問題ばかりやっても、できるはずもありません。

 

 

◯正しい勉強法の例

・教科書、参考書、問題集の解説を読む、先生の解説を聞く

知らないことを知るにはインプットが必要です。その情報は親切丁寧に書いてあることがほとんどです。それをまずインプットしないとどうにもなりません。そして自分の理解をノートに書いてみましょう。聞いているだけだと十中八九本当の意味で聞いていないし、理解できていません。

・用語、単語、公式を覚える

兎にも角にも、覚えることをまず覚えてしまうことです。その上で問題に取り組めばできることが多くなります。覚える時は正しい使い方や意味で覚えないと後が大変なので、辞書や正しい理解の確認は必須ですよ。

・問題を解く

インプットが入ったら、自分でできるかどうか問題を解いてアウトプットしてみましょう。合っていれば「できる」ということで自信を持っていいです。先生や友達からヒントをもらってしまったらダメですよ。

・解き直し

アウトプットで間違えていたら何かのルールがおかしい、覚えることを覚えていない証拠です。勉強をするために解き直しは必須です。解き直しができていれば次回も解けます。とにかく問題を解くだけにせず、なぜ間違えたのか、自分で説明できるようになるまでしっかりと原因を分析しましょう。わからなければ先生に聞きましょう。そして、できるようになる、これが勉強です。

・定期的な復習のため問題を解く

人間は忘れる生き物です。解き直しをしても、しばらくすると忘れてしまいます。定期的に復習をして忘れないようにするのはありです。

・できない問題を知るためのレベルチェック、

どの分野について自分はできていて、何ができていないのか、を知るには問題を解いてみるのが手っ取り早いです。過去問や小テスト、単元テストをやるのもこれが目的です。

・先生の言うことをとにかく試してみること

勉強の仕方や回答にたどりつく方法は一つではないかもしれません。各々の生徒のやり方あるかもしれません。しかし、一度は経験者からのアドバイスに従って、やり方を真似てみましょう。「守破離」という言葉を知っていますか?武道の世界でよく聞く言葉ですが、「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。 「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。 「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。ということです。自分のやり方を押し通す前にまずは経験者の意見を聞きましょう。その方が手っ取り早く成長できますよ。

 

◯まとめ

今回は「勉強とは」という意味でまなびの樹でも言っていること、やってもらっていることをまとめてみました。

あなたは勉強していますか?それとも勉強するフリをしていますか?

正しい勉強方法を身につけて、しっかりと実力をあげていきましょう。

 

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