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2023.04.14
学習塾ー小学生部門は復習中心です
まなびの樹の小学生には本格的に勉強が始まる中学に向けて小学生の間は基礎学習を中心に取り組んでもらいます。
いきなりですが、中学受験を検討されているお子様は他塾の進学塾を検討ください。
集団塾の場合、結局宿題を自宅でできるかどうかがポイントな気がしていますが、中学受験向けのノウハウがないため例外を除いてお断りいたします。
復習中心の理由は簡単で、中学生以上の勉強は小学生の勉強を基礎に展開されるからです。
小学生の間に苦手な箇所があると漏れなく中学生の時につまづきます。
計算だったら分数の通分・約分ができるか、計算の仕組みがわかるか、文章から式を作れるか。
図形だったら図形の定義がわかっているか。
比例・反比例は小学生が大の苦手、比べる数、比べられる数から。
確率やデータ分析は小学生でも取り組みます。
小学生の間は得意だと思ってたのに何故か中学でできなくなった、という場合、
特定の分野が苦手なのを気づかず学年を重ねてしまったからです。
そのため、予習をしながらも苦手なポイントが見つかった場合、即座に苦手ポイントをつぶしに行きます。予習をしないのではなくて、苦手ポイントを克服することを重視しているので、復習中心になってしまうのです。
※小学生のカラーテストで90点を切っている場合、その分野は注意してください。
◯押さえておきたいポイント
・低学年
高学年に向けて、低学年のうちに身につけておきたいのは、数字、計算、図形、比較の概念や計算の基礎ができていること、及び文章と数字の結びつきが理解できることです。
小4からは少しずつ勉強する内容が難しくなってきます。加えて、少しずつ親の言うことも聞かなくなってくる年になるので今まではずっと横で勉強を見ていたのに、嫌がられる年になってきます。
それまでに、上記のような内容が理解できていないと、自分で宿題をこなすことができず、少しずつ苦手意識が植え付けられていきます。
なので、数字の数や桁、少数分数の概念や、四則演算の意味、三角形や四角形の意味、等々今後勉強する上で必ず覚えておかなければいけないことを理解することがとても大切です。
・高学年
高学年になると、本格的な勉強開始です。
基礎だけでなく、思考力を求められることが多くなってくるので、少しずつ差が出てきます。
なんでこの答えになるんだろう?という思考の癖をつけていかないと先生に言われたことを丸写ししているだけだと厳しくなってきます。
そうは言っても勉強ができる子は学校の授業と宿題対応だけで全く問題ありません。
多少応用問題を解いておきたい、というのであれば塾に通うのも良いかもしれませんが、目的は何か決めておかないと何のために時間とお金を使うのか不明になるので注意です。
◯小学生ならではの注意すること
・中学受験生との比較
最近は中学受験をする生徒が増えてきているので、生徒同士でも会話をするので、どうしても気になってしまうかと思います。自分はできる、と思っている生徒ほど、負けたくない!と思うかもしれませんが、あなたの目的は何ですか?と改めて問いたいと思います。
中学受験をする生徒の努力はすごいと思います。遊びたい盛りの年頃にほぼ高校受験に必要な勉強量と同じぐらい勉強をしています。その生徒に勝とうと思うならば、同じぐらいの勉強量が必要だと思ってください。勉強の量と学力は比例します。(その子達に勝つのは並大抵のことでは勝てませんし、勝ててしまうなら受験する子が少しかわいそうな気もしますが。。)
しかし、私立中学に受かったとしても中学で勉強しなければあっという間に公立中学生に追い付かれます。そういうものです。
なので、受験生と比較すること自体がナンセンスだと思ってます。学校の勉強もしっかりしながら、受験勉強をしない代わりに、色々なことに挑戦したり遊んだりすることも人生を豊かにする有意義な時間の使い方だと思っています。
中学生でしっかり追い抜けるように、基礎を固めるための勉強をするのが良いという考え方です。
※中高一貫校では外部から高校に入ってきた生徒のほうが優秀というケースもあると聞いてます。生徒のモチベーションは本当に難しいですね。。
・先取り学習について
先取り学習がいい、という考え方がありますが、それはできる生徒に向けてのメッセージです。
確かにできる学生については学習を進めても構わないと思います。
しかし、復習が必要な場面で復習する時間すら与えられていないとすると辛いです。
個別指導塾であれば良いですが集団授業塾の場合、その生徒のために立ち止まることはありません。
先ほども書いていますが、苦手な箇所に目をつぶって先に進んでも翌年の同分野でつまづくだけです。
先取りを否定はしませんが、復習をすべきところがあるのに先取りをするのは優先順位が違うかな、と思っています。
・できるという勘違い
小学生における「できる!」という勘違いは可愛いものです。そういう生徒の大半は計算が得意、という生徒が多い気がします。計算が早いとクラスで目立ちますし、暗算ができる子もすごい!と言われがちだと思います。
しかし、本当にできる子は計算が早いではなく、思考力がある子です。
適切に文章題から式を組み立てられる、求める回答のためにどういう計算をしていけば良いか考えられる、公式を適切につかえる、などです。
計算は正しい手順で正確になるべく早く解けることが大切です。早さだけや暗算ができる、は意味がありません。暗算でやっている方が遅い時もありますしね。。。
小学生から天狗になって良いことなど一つもないので、天狗になりかけたら、そういう問題ができるかどうかやらせて見てください。中学受験向けの全国模試を受けてみるのでも良いと思います。
そういう問題ができるのであれば、確かにできる、と思って良いかと思います。
◯まとめ
小学生向けの考え方を今日はまとめてみました。
小学生は先週から新学年が始まっていますが、前年の復習が終わっていない子はまだまだ前年度の学習です。もちろん復習ばかりでなく、学校の勉強でわからないことがあった、と言ったらその内容を教えています。