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2022.01.18
ノートの取り方でその子の学力がわかります
昔から言われていることですが、お子さんのノートを見ればある程度の学力がわかります。
生徒さんから読み取れるパターンを書いてみます。
◯よくあるパターン
・そもそもノートを取らない
授業で先生から聞いたこと、教材で教えてくれていることをメモすら取らず、問題に取り組む生徒です。内容が簡単だったり、その授業中であれば問題に取り組んでも解けるかもしれませんが、応用問題になってくるとルールや公式を覚えていないため、解けなくなります。また、こういう生徒は基本的に自分に自信があるので、問題を間違えても解き方解説もあまり読まず、次回やればできる、と思っていたりします。もちろん、次回やってもできません。
別のブログでも書いていますが、人間は忘れる生き物です。忘れないようにするには何度も繰り返し記憶する行動をする必要があります。もし、メモを取らないのであれば、問題量を増やし何度も取り組み正答率100%になる、本当に理解しきるまで勉強することです。
一番良くないのが、問題を自力で解けてもいないのに、復習もせず次回やればできると思ってしまうことです。
小学生であれば宿題をちゃんとやっていたり、自学をやっている生徒に多いかもしれませんが、十中八九中学生あたりで勉強が伸び悩む生徒です。
・ノートをメモ帳のように使う
算数だと計算式を書くものの、とにかくメモ帳に書くように、スペースを開けずに詰めて書いてしまう生徒です。見返した際にどこに何を書いているのかわかりません。。ポイントを書いても、ポイントが埋もれてしまいます。問題を解く際には良いかもしれませんが、ノートを取る目的が違います。メモ帳とノートは目的が違います。メモ帳はあくまでメモなので、直ぐに捨ててしまって構わないような内容です。一方ノートは「見返す」ために作成します。学習で大切なことは反復学習です。見返すことで記憶の定着に繋がるだけでなく、ノートに整理されていることで、素早く見返したり、先生がみた際にも問題箇所を直ぐに見ることができます。「誰が見ても見やすいノート」を書くことがとても大切です。自分自身が書いてもどこに何が書いてあるかわからない生徒がいたりします。先生もどう考えて間違ったのかわからないので、アドバイスのしようがありません。
ノートはメモ帳ではない、ということを指導します。
・ノートが整理されている
本当の学力がある生徒です。もちろんメモ帳のように書く箇所もありますが、きちんと見やすく書かれていたり、色でポイント等を自分なりに整理しています。ノートをみた際に、綺麗に書いているな、と思えるようなノートです。こういう生徒は問題に取り組む際にも、わからない時はまずはノートを見返して、自分で解くことができたりします。先生に質問する際も、単純にわからないので教えて、とはならず、XXXと教わったけどYYYではないのか、と言った質問がくる生徒です。
・まとめノートを作っている
更なる強者は、ポイントをまとめたノートを別に作っていたりします。どうしても普段使うノートにはメモとポイントが散乱することになるので、自分で専用の見直しノートを作成します。そうすることで、見返す時間が大幅に短縮されます。もちろん作る際には少し時間がかかりますが、まとめ作業の間も復習になり、かつ自分なりの理解が進むので、上位校を目指す生徒には是非とも取り組んでもらいたいノートになります。
◯書き方の提案
まなびの樹では以下のようなノートの取り方を教えています。
ノートの取り方は色々あると思います。自分がみやすいだけでなく、先生(他人)も見やすいものを作成したほうがより纏まっていて、自分の考えも整理されます。
たかだかノートですが、されどノートです。
うまくノートを取れるようになった生徒は学力も少し上がってくるはずです。