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2022.07.29
あなたが得たいものは何ですか?
短い夏休みも早くも1週間が過ぎようとしています。残り3週間。
皆様の過ごし方は如何でしょうか?
せっかくの夏休み。日頃の学校生活ではできないようなことをするのが良いかなと個人的には思っています。どこか遠くに遊びに行ったり、普段行けないようなところに行ってみたり。色々な体験をしてくれればと思います。自分にとって新たな発見や気づきができると良い夏休みですよね。
また、学校の勉強も進まないこの時期、しっかりと勉強に追いつくために復習をすることもお勧めです。1日中勉強しろとは言いませんし、中学生の勉強であれば、毎日コツコツやればすぐに追いつけると思ってます。
でも、このコツコツが難しい、という声をよく聞きますので、本ブログを書いてみます。
◯あなたは何が得たいですか?
一般的な塾ですと夏休みは夏期講習がセットされ、朝から夕方まで勉強し、宿題をこなす日々が繰り広げられます。やっている内容は今までの復習がメインです。
勉強は本当に基礎の上に応用が待っているので、この時期に基礎をしっかり固めておかないと2学期以降、受験生であれば試験対策がうまくできません。ですので、この時期に基礎をしっかりと固めた生徒と固めていない生徒では伸びが違います。
そのためには、どうしても勉強時間を確保して学習をしていく他に道はありません。
夏期講習というのはいわばその勉強時間を強制的に作るようなものです。しかし、結局身につくかどうかは課題や宿題をちゃんとこなしているかどうかだったりするのは秘密です。授業を聞くだけでできるようになるなら、とっくにできるようになっているはずです。
要はいかに自分の力で問題を解いているか、がポイントです。
しかし、最初の話に戻りますが、結局やる子、やらない子、は何が違うのか、です。
それは「意思の明確さ」です。
やる子は勉強に限らず何かしらの強い意志があります。
絶対にXX高校に行ってやる。YYという成績をとってやる。ZZくん/さんには負けたくない。絶対に今日の試合に勝ってやる etc
明確な強い意志が存在します。なので、その意思を実現するための勉強や努力、アドバイスをくれる人の意見を聞く等々、進んでやります。
逆にXX高校に行けたらいいな。YYという成績をとれたらいいな。ZZくん/さんに勝てたらいいな、今日の試合は勝てたらいいな、程度の意志ですとすぐに自分に甘えて勉強をやらなかったり、周りの意見を聞き流します。
明確な意志があれば、達成するために必要なことはやりますし、必要な情報は得ようとします。
◯人間が唯一平等に与えられたものは時間です
さまざまな家庭環境がありますが、人間に神様が唯一平等に与えられているもの、それは「時間」です。
その時間を何に使うかで人生が決まってきます
意志が決まったら、あとは時間をどう使うかを決めるだけです。
達成するための計画を立てて、それを実行する時間を予定表に書き込み、後の時間は自由なことをすればいいと思います。
自分の予定表の中に何から優先的に書き込むか、それはその子のにとっての「意志」、優先度です。
どれぐらいの意志があるか、がとても大切です。現時点での能力ではないです。
「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる」
松井秀喜さんの格言です。
心を決めて、行動を変えましょう。そうすれば人生が変わってます。
「7つの習慣」を読むことを私はどんな人にもお勧めしていますが、主体性と時間の関係をぜひ理解してほしいと思います。
ゲームやYoutubeよりも楽しく感じるものが出てきます。それを知ることができれば人生はより開けてくると思います。
◯何をするか
では一体何をすれば良いか。何をして貰えば良いか。
単純です。強い意志で「決める」ことです。
何をするか、何をしないか、を「本人」が決めることです。
決めて行動できないのであれば、心・意志が弱いので、本当の意味で決めていません。絶対にこれだけはやるんだ、というのを一つで良いので決めてもらいましょう。それでも行動にできないのであれば、決めたことを撤回させましょう。
決めた目標を一つ一つクリアすることで、次の目標を「決めて」貰えばいいんです。
では、意志の強さをどう鍛えれば良いか、ですが他の要素と同じように「繰り返す」しかありません。
自分で決める→達成する→また自分で決める→達成する、このサイクルを繰り返して強くなるのです。
なので、最初は目標は低い方が良いかもしれません。なんでも良いです。毎日7時に起きる、などのレベルから初めても良いです。とにかく子供自身に決めてもらい、達成してもらい、目標を立てる癖、決めた目標を達成するには何をすれば良いかを考える癖をつけてもらうのです。その延長上に目標の学校や成績を置けば良いと考えています。
本人の決めた目標が周りとギャップがあった場合、周りも過度な期待をかけるのはやめましょう。双方に辛くなるだけです。
大人ができることは、、、
・目標を確認する
・子供に選択肢や新しい視野を見せたり体験させてあげる(目標決めのサポート)
・今の行動で本当に決めたことが達成できるのか本人に確認する
・達成できると信じる
・結果ではなく行動を認めてあげる
ぐらいかな、と思います。
◯まとめ
今回は夏休みも始まり、時間の使い方が見えてきた今、改めて考えるきっかけになってもらえればと思い書いてみました。
子供が本当に得たいものは何か、成し遂げたいものは何か、聞いてみてください。あくまで子供の人生なので子供が主体です。
最初から大きく壁を乗り越えられる子はいません。小さい壁を越え続けることで大きな壁も挑戦できるようになります。最終的に大きな壁を越えてほしいと思っても小さな壁を越えられなければ大きな壁は越えられません。焦らず目の前の壁を一つ一つ越えてもらえたらなと思います。