学年順位上位=高偏差値 ではありません まなびの樹 まなびの樹

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2023.05.22

学年順位上位=高偏差値 ではありません

塾をやっていて生徒や親御さんの中には学年順位を元に勉強ができる・できない、得意・不得意を判断している人がいます。

学校テストの順位で一喜一憂している人たちがいます。

残念ながらこれは間違った考え方と言わざるをえません。

 

もちろん学年順位は内申点には結果的に影響が出てくるので気にしなくて良い、という指標でもありません。

 

 

◯入試は広範囲の地区生徒がライバルです

学校テストの点数で80点以上を取っている生徒でも北辰テストで偏差値60以上を取れるか、というと異なります。

なぜでしょうか?

 

それは先生側が生徒に合わせてテストのレベルを調整しているから、です。

基礎問題、標準問題、応用問題の量や質を調整しています。

 

なぜって?教育委員会や親御さんから文句を言われないためです。

 

平均点30点のテスト、平均点50-60点のテスト、平均点80点のテスト、があった時、どう感じますか?

30点の場合、テストのレベルが難しすぎたんじゃないの?

80点の場合、テストの内容が簡単すぎるんじゃないの?

と思いませんか?

 

当然作る側の先生たちにも思いがあります。

私立学校ので実際にあったのですが30点の場合、おそらく学校側が求めるレベルの試験内容の問題を作ってみたら、全然生徒側のレベルがついていってなくてこんな点数になったと推測できます。

点数が高すぎる場合は、おそらく簡単に作りすぎたと思っているとは思います。

先生も生徒たちに評価をつける必要があるので、対象のばらつきがあった方が評価を付けやすいので、平均点は60点前後に落ち着くのでは無いでしょうか。

では、どうするか。生徒の学力に合わせてレベルを調整するしかないんです。。

 

北辰テストでもあります。

基本と応用問題の格差が激し過ぎたりします。。。

生徒によってどの問題を絶対にとって、この問題は解けないから捨てた方がよい、というのがはっきりあります。。

 

これが定期テストにも出ています。

テスト内容を見せてもらうと八潮市内の中学校でさえレベルの差があります。

それが、他の地域、特に草加や越谷のほうと比べるとどうでしょうか?

 

高校入試の場合、ライバルは八潮市内の生徒だけではありません。

大学入試の場合、ライバルは全国区です。

ごめんなさい。残念なら八潮市の定期テストの内容は簡単なんです。

 

 

なので、定期テストの点数はあくまで参考程度にしか見ていません。

どちらかというと実力テスト、北辰テスト、公開テストの内容しか信用していません。

学校の平均点を超えたからやった!80点以上取れたから大丈夫!と思ったら入試では負けです。

 

高校上位校を目指している生徒は学校のテストや順位を目標に勉強するとあれ?という結果になります。

注意してくださいね。ライバルは学校外の生徒です。

学習環境はとても大切です。

学力が高い学校・仲間グループは少なくとも勉強の話題は出ます。

勉強方法についても情報交換しながら少しずつ切磋琢磨しています。

その積み上げで学校や地区のレベルが上がっていきます。

 

学校のテストの点数が上がったからといって決死て油断しないようにしてくださいね。

何度も言いますがライバルは他学校・他地区の生徒たちです。

 

 

◯試験内容は全方位

基本的に入試や学力テストの類の試験範囲は開催する日までの全範囲です。

定期テストはあくまで2ヶ月程度の学習範囲の確認テストです。

違いは明白ですよね?

テスト前だけ頑張る生徒は記憶力の観点から1年前のことなんて覚えていないので、学力テストなどの問題が解けません。

あー、こういう問題やったなぁという感想が出ておわりです。できません。

 

人間は忘れる生き物です。定期的に復習が必要なんです。

短期記憶ではなく長期記憶にうつるまで繰り返し復習し続けるしかないんです。

 

塾の季節講習で復習が中心になるのはこのためです。

先取りよりも復習をした方が点数が上がっていくんです。

生徒は予習をしていった方が精神的に優位に立てるのでやりたがりますが、点数をあげるには復習です。

 

まなびの樹でもある程度先取りができている生徒には復習をしてもらうことがあります。

見事に忘れています(涙)

あんなに練習したのに、、、と思いながらも、そんなもんだよね、と内心思ってます。

 

復習、本当にがんばりましょうね。

内容は基礎問題で十分でも全然効果があります。

繰り返し思い出すことの方が大切です。

 

◯まとめ

今日は学年順位はあくまで通過点に過ぎない、という話をしてみました。

高い点が取れているから、と満足している生徒がいたら嗜めてます。

ここまで読んでいただいた方は是非夏期講習等でしっかりと復習をする計画を今から立ててくださいね。

やる内容は基本的に夏までに学習してきた5教科全範囲の復習が目標ですよ。

中1はまだ楽です。中2はまぁまぁ、中3は大変だと思ってください。

結果は夏以降のテストに如実にでます。

頑張りが足りない生徒は他の頑張った生徒にあっさり抜かれて思ったように偏差値が上がりません。

あんなにやったのに(自分の中では)と自己満足しないようにしましょう。

他の生徒が自分より勉強しただけです。

そんなこと知ってる、という親御さんには恐縮ですが、地区系のテストは定期的に受けてみましょう。

そのテスト結果が真の実力です。

 

 

 

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