計算ミスは段取りミス まなびの樹 まなびの樹

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2023.06.20

計算ミスは段取りミス

八潮市に限らず、中1は正負の数、中2は連立方程式、中3は因数分解と平方根、各学年計算が中心の学期末テストだと思います。

例年平均点が上がる学期なのは計算中心だからです。

応用問題の数は少なく、計算をミスしなければ高得点が狙えます。

そして、計算ミスを良くする子は必然的に成績を落とす時期です。

 

計算ミスがなければ高得点が取れたのに!と言っている生徒、ミスはミスです。

次回やればできる!と思っているその心が甘いんです。

そのミスがどうやったら出ないかまで落とし込んで計算していかないと、そのミスは繰り返されます。

 

 

◯計算ミスは段取りミス

計算の段取りは必ず学校か塾で習っています。

計算は応用問題と異なり、手順が完璧に決まっている「作業」です。

(厳密にいうと応用問題も実は作業ですが。。。)

 

中には手順を忘れてしまう生徒もいるのですが、それは単に練習不足です。

もう嫌というほど練習すれば手順は覚えます。

 

では、手順を覚えているのになぜ間違えてしまうのか。

それは、言われた通りの作業を怠るから間違えるのです。

 

ほぼ間違いなく、「こうしなさい」と言われた作業=途中式を書かずに、

1行につき複数の計算処理を頭の中でやった気になり、間違えます。

代表例がマイナス括弧の分配法則です。

 

括弧内の計算処理をやってからマイナス符号の分配法則をしなさいよ〜と

言っているのに、1行の途中式内で計算と分配法則、2つの処理をして符号を間違えます。

 

生徒としてはめんどくさいのと計算に自信があるのとで処理をするのでしょうが、

残念ながら2つの処理を1回でこなせるだけの実力がないので間違えます。

 

いつまでたっても計算ミスをし続ける生徒はほぼ間違いなく途中式を省いています。

確信に近いです。

逆に、遅くても丁寧に丁寧に途中式を書く子はほぼ計算ミスをしません。

 

 

早く終わりたい、終わらせたいの一心で早く計算をする生徒たち。

何がしたいの?と疑問に思います。

 

 

終わらせるのが目的であれば点数にこだわるのはやめましょう。

早く計算処理を終わらせる計算能力がないから遅いんです。

早く終わらせたいならば正確に解くことが第1。

その後処理をどう正確に終わらせるのか作業を工夫することが第2です。

間違えたら解き直しが待っているので結局時間はかかります。

ミスをしないのが一番早く終わります。仕事と一緒です。

 

 

計算ミスは段取りミスです。立派な作業手順ミスです。

マニュアルに沿って作業ができない社会人まっしぐらです。

 

 

社会人でもいました。

簡単な事務作業を言われたことと違う手順で自分の楽なように作業して結局できなくて他人に迷惑をかける人。

なぜマニュアルがあるのか理解してないんです。

勉強は幸い他人に迷惑をかけることはありません。

子供の点数が上がらないだけです。

 

 

◯まとめ

マニュアル人間は逆に成長しませんが、何事も「守破離」です。

まずは当たり前のルールを身に着けた上で改良したルールを作っていきましょう。

計算問題は頭の良し悪しではありません。

四則演算ができれば、単に作業を丁寧にできるかどうかです。

学校や塾で計算のタイムトライアルをやるのであれば解き直しが終わるまでもタイムに含めて競えばいいと思ってます。

ミスをしないのが一番早いです。

日頃から丁寧に途中式を書いて行きましょう。

面倒だと思うかもしれませんが、一番間違えない方法です。

 

どうも計算ミスが多いなぁと思った親御さんは是非一度子供のノートを見てみてください。

びっくりするぐらい途中式を書いてないと思います。

びっくりするぐらい字が汚いです。

びっくりするぐらいどこに計算式を書いているのかわかりません。

 

計算ミスをしない生徒のノートは逆に

びっくりするぐらい綺麗でどう計算していったのか分かりやすいです。

びっくりするぐらいノートを使います。

びっくりするぐらい問題検索が簡単です。

 

ノートを見ればその子の学力がわかる所以です。

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