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2023.09.19
言語は語彙が基本
国語が苦手な子は文章が読めていません。
読んでいるようで読んでいない、というか本当の意味を読み取れなかったり、自分の意見をどう伝えれば良いのかわかりません。
それは小学生から始まっています。
理由は明確です。
語彙力不足です。
一言で語彙と言っても、漢字をかける、ということに加えて、漢字の意味をちゃんと理解している、というのも含まれます。
漢字がかけても意味まで正しく覚えていなければ使いこなせません。
小学校では漢字の練習が必ず宿題になっていると思います。
その漢字練習の積み重ねが年々差になって現れます。。。
◯英語と国語は言語学という意味で同じ
英語が苦手だった筆者ですが、今思えば語彙不足が原因でした。
大学受験時も文法はしっかりと練習してできたのですが、今思えば結局テストなどでは単語がわからない、スペルミスなどで点を落としていました。
学生時代に触れる単語量は対したことがないのですが、それすら覚えていなかったので、高得点が取れる理由はありません。
TOEFLなどの単語を見ててみください。別次元の単語の難しさです。
しかし、文法はできたので、単語を覚えることに比重をおく勉強を社会人にした際に英語が読めるようになり、得意になっていきました。文法的には難しいルールがあまりないので、とにかく単語を覚えることで成長できます。
そして、遅まきながらこれって国語でも同じだな、と気づきます。
個人的に国語については小さい頃からできなくはなかった人間です。
英語も国語も言語です。
おそらく文法的には国語の方が難しいです。
では今、国語が苦手だという生徒たち、今子供たちを教えていて気づいたこと。
違いは何かというと「語彙力」です。
漢字のテストをしてもできない、覚えていない
→漢字の意味を聞いても正しく理解していない
→当然その漢字を使って文章を作ることができない
この流れです。
意味に関しては漢字に限らず言葉として理解できていない生徒も多いです。
この状態で長文問題に取り組んでもできるはずがありません。
わからない単語が1つや2つぐらいであれば最悪できるかもしれません。
しかし、大切な文の箇所でわからない単語が出てきたらアウトです。
英語の問題も同様です。
語彙力は本当に馬鹿にできません。
成績上位の生徒でも単語を覚えていないことで点を落としている子もいます。
言語において語彙は基礎中の基礎です。
文法と同じくらい語彙を増やすことに勉強時間を使って欲しいと生徒たちには伝えています。
◯覚える工夫をし始めた生徒たち
最近、生徒たちは各々に工夫をし始めている生徒たちもいます。
漢字の場合はとにかくノートに書く。テストを定期的にして覚える努力をする。漢検受験を利用して覚えようとする。
英単語の場合はノートに書く。市販の単語集を買ってやる。オリジナル単語帳を作る。発音をカタカナで書く。通塾時に小テストを毎回やる。
自分の覚えやすいスタイルがあると思うので試行錯誤して欲しいと思います。
テストの結果を見ていても毎回確認する漢字や英単語チェックで覚えている子の方が点数が良いのは否めません。
人間は忘れる生き物です。何度も繰り返さないと覚えられません。
エビングハウスの忘却曲線を理解して練習した方が効率的であるので、一度覚えた!と思っても翌週、翌月ぐらいに再度確認した方が効率的です。
「覚える」という作業ですが、作業方法はいくつか教えられますが、作業自身だけは先生は手伝いができません。
生徒がやるか、やらないか、だけです。
そのやる・やらないの積み重ねが大きな差となって点数に現れるのが言語だなと痛感しています。
点数が高い人ほど言葉のレパートリーが多かったりします。
難しい言い回しを知っていたり、正しく言葉を操ります。
正しく漢字・英単語を言葉の意味までしっかりと覚えることがとても大切です。
英語・国語がなかなか伸びない原因はこの語彙力を一気に増やせないことにあるのかな、と個人的には考えています。
小学生・中1・中2の生徒たちは今からコツコツと漢字や英単語を覚えておくことを強くお勧めします。
中3生は1時間程度時間を作って取り組んでも良いと思います。それぐらい大切です。