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2023.10.16
習慣化のコツは小さく始めること
生徒たちの学習の記録をつけて始めて思うこと。
それは、当たり前ですが毎日やっている子は伸びていて、塾にきた日しか勉強していない子は伸びていない、という当たり前の現実です。
塾に来ないよりは来た方が当然伸びますが、劇的に伸びることは残念ながら全くありません。
前にも書きましたが、定期テスト2週間前に定期テストの結果はある程度見えています。80点以上点を取る子はテスト2週間前には1周学習が終わっています。
1周学習とは学校のワークを一度解いている状態です。できれば解き直しも終わっていると尚高くなります。
ですので、どう考えても日々学習する子が良い点数を取るのは当たり前です。
でも、やらないから全てのお母さんたちが悩むんですよね。。。
◯なぜやらないのか
なぜやらないのか。大きく3つあると思っています。
勉強する理由がない、勉強の仕方がわからない、勉強がわからないので辞めてしまう、この3点です。
・勉強する理由がない
実はほとんどの生徒はこれです。小さい頃はやりなさい!と親や先生に言われるとやっていたものが、中学生当たりになると反抗期もあり聞きません。
生徒は思っているんです。やらなきゃな、とは。
でも、親に言われるとカチンときてやらない、友達やゲームの誘惑に負けてやらない、という生徒がほとんどです。
勉強に関する優先順位が低いのです。
この優先順位が上がらない限りいつまで経っても勉強をすることはないでしょう。
勉強は楽しさ「快感」を知るまでは辛いものです。目の前に楽なものがあるのに、なぜ辛い方を選ばなければいけないのか。この理由が腑に落ちない限り目の前の「快楽」に負けてしまいます。人間は弱い生き物です。
ぜひ「勉強する理由」について是非ご家庭で議論する習慣をつけてみてください。
将来どうやって生きていくのか、頭を使って生きていくならば勉強は必須です。体を使って生きていくにしても最低限の勉強ができていた方が活躍できます。
自分で理由が見つからない場合、ネットで検索してみても良いです。
もし、本当に親御さんの中にないのであれば子供に伝えるのも難しいので、子供がいきたい!と子供自身に理由が見つからない場合は塾通いは辞めた方が良いと思います。
とにかく、この理由で勉強しない生徒は、まず勉強を始める前に勉強する理由は何か、を明確にした方がよいです。
私の場合は、体で稼ぐのは才能がないから頭で稼ごう。将来はおそらくサラリーマンだろう。そのためには就職に有利と言われるどこかの有名な大学には行きたかった、そのためには良い高校に行っておけば良いかな?どうせなら地域で1番のところに行っておこう、という理由でがんばりました。
・勉強の仕方がわからない
また、中には何から勉強し始めれば良いかわからなくて手が止まる生徒もいます。この場合は勉強ができる友達や学校の先生、それこそ塾の先生に聞いて学習を始めれば良いと思います。
もちろん自分よりも勉強ができる友人、学力が高い先生に聞かないとダメですよ。
学校の宿題、塾の宿題をこなしながら少しずつ勉強すべきことを明確化していけば良いと思います。
・勉強がわからないので辞めてしまう
あとは取り組む内容が悪くて、自分には難しいと言って諦めてしまうケースです。これは出す側・出される側双方に問題があります。
出す側としては生徒のレベルにあった課題が出せていないのが理由です。基礎が固まっていない生徒に応用を出しても1人でできる理由がありません。
出される側も1人ではできない、と言うべきですし、ひょっとしたらもう少し考えたらできるのに、颯爽と諦めているだけかもしれません。
やる内容を出してくれる人とよくよく相談して決めていきましょう。
◯始めるコツ
兎に角大切なのは行動し始めることです。
コツはどんなことでもそうですが、少しずつ始める、ということです。
気合が入ったからと言っていきなり毎日3時間勉強するんだ!と言っても続くわけがありません。まずは本当に5分からでも良いと思います。
兎に角2、3週間毎日続けることが習慣化のコツです。
5分できたら15分、15分できたら30分、30分できたら1時間と少しずつ増やしていけば半年後には立派な目標勉強時間ができるようになります。
<<目標勉強時間目安>>
中1:2時間、中2:3時間、中3:4時間
八潮市の生徒たちからすると信じられない勉強時間かもしれませんが、他地域だと本当に言われています。受験のライバルたちは本当に勉強してますよ。
1日のスケジュールの中にあらかじめ勉強する時間を確保しておくこと。
これがとても大切です。
加えて、xxする前、xxする後は必ず勉強をする、と決めておくのがおすすめです。
次に何をしなきゃ、という考えすら考えず勉強をし始める習慣をつけると勝ちです。
◯まとめ
勉強の習慣化ができれば受験では成功を納める確率が高くなります。
そのコツは理由作りと習慣化するために小さく始めること、です。
勉強する理由を早く明確化し、その後は少しずつ始めましょう。
やるべきはまずは理由作りです。