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2023.11.22
小学生に対する塾の授業内容や考え方
塾に子供を預けたのは良いけれど一体何を教えているの?どうやって教えているの?に答えたいと思います。
各塾とも進め方は色々とあると思いますので、ご一読いただければ幸いです。
考え方の基本
小学生向けの授業の目的は「中学生になって苦労しないための基礎固め」です。
昔から言われている、読む、書く、計算できる、の習得です。
入塾までの学習状況に合わせて教材のレベルや、場合によっては通塾日数を相談しながら、小学校を卒業するまでにはしっかりと小学生の間に身につけておいた方が良い学習能力を身につけてもらうことを目標にしています。
一言で身に付く、と言っても数ヶ月たつと直ぐに忘れてしまう生徒もいるので、とにかく繰り返し演習と復習を行っています。
塾を検討される場合、本当に苦手な子は学校に追いつくにも1年以上かかるので、学年と卒業までの期限を考えながらいつ頃入れるかを検討しましょう。
授業内容
ここからは実際にどのように授業を行なっているかまとめていきます。
・誰が教えている?
現在小学生向けには塾長+元小学校教員が教えています。人数が多い曜日はたまに大学生講師も入っていますが、基本は2名です。小学校の現場と中学校の現場、家庭のギャップを意識しています。ゴールを「中学生に向けて基本を抑えること」とおいているので、基本ができていない生徒には徹底して指導しているので、学年を遡って指導することも多々あります。
・何をどうやって教えている?
・算数
算数は計算力が基本です。整数、少数、分数の四則演算が早くできること、が基本的なゴールです。
これができていれば中学生で大きく苦労することはないです。
加えて、図形や単位の使い方、文章題、など応用の練習も基礎が固まれば勿論行います。
しっかりと定義や定理を覚えていない生徒も繰り返し練習して身につけて貰っています。
基礎が固まっていない生徒はしばらくは基礎計算問題を繰り返し復習してもらい、学校の授業内容については比重を下げます。基礎がしっかり固まっていなければ結局授業でやっている問題もわかりませんので。
基礎固めの一貫として毎回100マス計算をやってもらい、6年生で1分切れるように頑張って貰っています。
当塾最速生徒のタイムは1分10秒です。低学年だと3分を切る、中学年で2分を切る、高学年で1分を目指してもらっています。
そして、ある程度基礎がある生徒は学校より少し早く単元を行い、学校の授業は余裕を持って授業を受けれるスピードでやっています。中学受験がないので早め早めに単元を進めるのではなく、あくまでカラーテストで100点を取ったり、基礎を固めるためにじっくり問題に取り組んで貰っています。
・国語
言語は語彙と文法が大切です。語彙を増やすために漢検のテキストで漢字練習を行ってもらい、文法としては市販のふくしま式、という教材を利用して練習してもらっています。文章の読み方を学ぶには良書です。
そして、それでも怪しい生徒は教科書の音読をしてもらいます。
教科書の音読が一番国語力を伸ばすのに良いのでおすすめです。
うまく読めない箇所は語彙が不足していたり、読み取れていないので要注意です。
正しく、正確に読めるように音読の練習はしっかりしていきましょう。
高学年になればなるほどやらなくなりますが、やっている生徒とやっていない生徒では実力に雲泥の差がつきます。。
保護者の方には我が子の学力を推し量るのに簡単ですので、是非音読にお付き合いいただければと思います。
その上で、さらにレベルアップしたい生徒に対しては塾用教材を用意しているので、そちらをやってもらっています。
・英語
英語の考え方は基本的に国語と同じです。
ただ、国語とは文法に対するインプットの機会が少なすぎるので、英単語、文法の授業がまずは最優先です。
学校や英会話スクールなどはどちらかというとEnjoy English感が出ているので、楽しく英語に触れながら英語が話せるようにプログラムが組まれていると思いますが、中学生になった瞬間に定期テストでは書くことがメインになります。
英語は読めたり発音できたりする生徒が多くなってきた印象ですが、こと書くということに関しては数字すら書けない生徒が多いです。
そんな生徒たちを中学校では1学期からcanの用法が待っていたりするので、恐ろしいです。
小学生の間にしっかりと読めて話せるだけでなく書けることが大切だと考えているので、英単語を書く練習、文法を感覚でなくしっかりと論理的に説明できるように塾用教材を使ってしっかりと勉強してもらっています。
また、最近はフォニックスが大切だと考えて授業に取り入れようとしています。
・授業の進め方
授業自体は45分コースと90分コースです。1授業45分です。
2授業受ける生徒は間に15分ほど休憩をとってしっかりと集中力を回復してもらいます。
上記の科目のうち、ほとんどの生徒は算数中心です。英語は国語ができることが前提とさせていただいています。
漢字が書けない生徒はまずは漢字を書けるように、と指導しています。
母国語ができない生徒は第2言語の習得が遅くなると考えています。
ですので、大体3パターンの授業です。
⒈ 算数重視:100マス計算+漢字練習+算数
⒉ 英語重視:英単語+英文法
3. 国語重視:漢字+ふくしま式
勿論要望や実力に応じて授業内容を変更したりします。
1対複数のスタイルですが、小学生の場合は最大でも1対3程度になるケースが多いです。
曜日や時間によっては1対1になります。
子供たちにとっては合間に休憩場所で遊んだり、漫画を読んだりもできるので、勉強だけでない遊び方をしてたりもします。
中には漫画を読みたいので少し早めにきて漫画を読んでから授業を受ける生徒もいます。
塾は嫌だ!という生徒も普通の塾とは少し違うのでお子さんに声がけをしてみてください。
・いくらでやっているか
これは料金ページを参照ください。
実績・保護者の声
結果以下のような実績やお声をいただけるようになってきました。
・小5で英検5級取得
・算数が70点から100点を取れるように
・国語のテストで高得点が取れるように
・家で勉強について子供と喧嘩をすることがなくなりました。
・子供が家で勉強するようになりました。
・勉強に対して自信を持ってやるようになってきました。
・大手塾だと合わなかったけれどこちらだと合うみたい
まとめ
今回はまなびの樹の小学生向けの授業内容や考え方をまとめてみました。
小学生の勉強が今後の学習の基礎になります。しっかりと基礎を固めておかないと数年に渡って影響が出てきます。
家庭でしっかりお子さんを見れる保護者様はそのまま引き続き見守ってください。
仕事や諸事情で見れずに塾を検討されている親御様は「塾の選び方」も参考にされながら合う塾を探してみてください。
学習の基礎作りは小学校から始まっています。
上位学歴を目指す際に公立校経由で行く場合、しっかりと基礎を固めておかないと、中学受験組に追いつけません。
高校に入るためにも基礎を固めておかないと中3で分数計算ができない生徒はゴロゴロいます。
今のうちからしっかりと基礎を固めていきましょう。