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2021.07.02

新しいまなび方とは何か

先週日本PBLメッセのイベントに参加させていただきました。

 

PBLとは Project Based Learning の略で、従来の詰め込み方の学習ではなく、課題に対して自ら自発的に解決策を模索していく学習方法です。保育士試験で出てきたアメリカのデューイという方が1900年初頭ごろにはすでに確立された教育方法です。正しい答えにたどり着くことが重要ではなく、答えにたどり着くまでの過程(プロセス)が大切であるという学習理論です。

 

そのPBLの導入事例を発表する会があったので参加させていただきました。主に中学生から大学生までの事例発表でしたが大変興味深いものでした。従来の教育とは一線を引くので、予想通り変化対応できない既存教員の抵抗があるようですが、軒並み上手くいっている学校の生徒とは、自らの力で課題を発見し、自らの力で行動して、解決をしていっている、とう事例を聞きました。中には校長や地域のコミュニティまで巻き込んでテーマに対して取り組みをされている生徒もいたほどです。すごいと思いました。

 

先生の立ち位置としては、ティーチングというよりもコーチングになります。私もコーチングの資格を取ったことがあるのですが、その当時の先生から教えてもらったことそのものでした。
例えば、先生どうすればいいの?という質問には、どうしたらいいと思う?という問い返しで、あくまで生徒自身が答えを導けるように仕向ける方法です。先生は答えを教えてはいけない、というルールです。恐らく最初は先生だけでなく、生徒も戸惑ったと思いますが、まさに真の「まなび」の場だと思います。

 

日本でも既にこのような取り組みが進んでいるのを知り嬉しく思いました。

 

少し違和感があったのは課題設定は今話題のSDGsに絡められており、どちらかというと先生側が用意していた節があるところでしょうか。もちろん旬のテーマですので、とても題材としては良いと思いますが、本当に生徒が興味をもったテーマか、というのはわかりません。前述のように最終的に生徒も面白がって進められているようですが、その辺りは気になるところではありました。

 

このPBLを知るきっかけにもなったキーワードが「探求学習」というテーマです。課題自体も子供が設定し、解決を導くやり方で、日本でも同じように少しずつ広まってきているそうです。

 

この自ら課題を発見し、解決を自らできる能力。これこそ社会を通じて必要になる能力だと考えています。社会人でも顧客の課題を解決する、社内の課題を解決する、自分の課題を解決する、こういうスキルがないと、いくら学歴が高くても意味がありません。また、自ら課題を発見する力がないと、結局誰かにやらされているだけでその人自身の価値というのは出しづらい世の中だと感じています。

 

もちろん、詰め込み式学習の学校テスト・受験対策として通常学習もやる前提ですが、まなびの樹のホームページで既に載せている、子供が自ら考えて行動できる子供を育てる、という方向性にも合致しているためこの二つの学習方法は継続的にフォローし取り入れていきたいと考えています。

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