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2024.07.04
天才はいるけどいない
中学生になり1学期の成績が出てきて必ず聞く言葉があります。
「友達が天才で」「隣の子が天才で」「彼は天才だから」「友達は勉強してないのに頭がいい」
天才、地頭がいい、そういう言葉を使っている生徒たち。
そういう生徒たちに必ず言うのは、
「いやいや、彼らは努力しているだけで、あなたが勉強をしていないだけ。あなたもやればできるようになっていくよ。」と。
◯天才はいるけどいない
自分の社会人経験や生徒たちの指導を経て思うことは天才は確かにいます。
1のことを聞いて10のことを考えられる人。
自分が考えもつかないことを発想できる人。
つまらない話を面白おかしく人に伝えられる人。
記憶力が抜群にいい人。
経験の差もありますが、こういう人を私は天才だなぁ、頭がいいなぁ、と思います。
しかし、知識については本当に努力の賜物だな。と考えています。
中には努力と思わず、好きで楽しんでやっている人もいるのでその人は幸せです。
少なくとも、学校の勉強については努力=勉強の量が結果につながるのは間違い無いです。
先程の話にありますが、学校の勉強で良い成績を取る子達は圧倒的に他の生徒たちに比べて勉強をしています。
・部活をやらずに勉強している
・部活後にみんながゲームや動画を見ている時間に勉強している
・友達と遊んだ後に勉強している
・朝早く起きて勉強している
・家族が寝てから勉強している
其々、圧倒的に努力しています。
さらにそれは当該学年の比較だけではありません。
残念ながら幼稚園から始まる学習の歴史の中に積み上がった学習量の違いです。
できる生徒は幼少期から比較的他の生徒よりも勉強をしてきたように見えています。
その数年にわたる学習量の差が今の知り合いとの成績の差です。
テスト前の通いたい放題期間を見ていてもよくわかります。
上位の子ほど毎日来て、毎日長時間勉強しています。帰っても勉強してます。
中位の子は毎日はこなかったり、来ても休憩時間が長かったり。家ではやったりやらなかったり。
下位の子はそもそもほとんど来てなかったり、来ても集中していなかったり。家ではほぼやりません。。
もう、本当にわかりやすく勉強時間がテスト結果に如実に現れています。
どんな天才でも努力をしなければ結果は生まれません。
ましてや凡人は天才以上に努力をする以外天才に勝てる人はいません。
天才、という言葉を使って自分に言い訳するのはやめましょう。
単に努力をしていないだけです。
仕事については人脈や運など自分の努力以外の要素も少しありますが、勉強に関しては全くそんなことはありません。効率的な勉強法もありますが、それ以上に学習量が大きく影響を与えます。
◯まとめ
中には才能だけで生きていそうな人もいましたが、その人なりの努力をしているでしょう。
どんなプロも練習をしなければプロで結果を残せていません。
ましてや学生が何も勉強をしないのに結果を出せるわけがありません。
勉強が全てではないので、全ての生徒に勉強しろ、と言う気は毛頭ありませんが、塾という勉強する場所に来る以上、結果が出るまで勉強しましょう。
やる気がない生徒は塾を辞めましょう。関わる人全ての時間とお金の無駄です。
親に嫌嫌いかされている、というのであれば全力で辞めましょう。
学校の勉強なんてしなくても暮らしていける方法を考えればいいんです。
その方法すらないのに嫌なのは単なる幼稚園生と一緒です。
義務教育は中学校で終わりです。高校生からはある意味一人で生きていこうと思えば生きていけます。
しかし、社会は嫌なことから逃げ続けられるほど甘くありません。
日本が裕福すぎてあまり問われなくなったからかもしれませんが「どう生きていくか」本当に考えて欲しいと思います。
1ミリでも成績を良くしたいと思ったら勉強しましょう。サポートもできます。
先生の教え方がわからない、といことであれば先生や塾に言いましょう。
勉強している場所が間違っていたり、先生たちの教え方が悪い可能性があります。
治らないなら転塾したって良いと思います。
とにかく、天才、地頭、という言葉で逃げるのはやめましょう。
己が下手さを知りて一歩め、です。