英語の長文読解に必要なのは語彙力と読解力 まなびの樹 まなびの樹

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2024.12.12

英語の長文読解に必要なのは語彙力と読解力

先日から中3生は過去問を解く機会が増えているのですが、そこで驚くことがありました。

中3春の入塾まではほぼ英語素人だった生徒なのですが、過去問で平均点以上を叩き出しています。

生徒、保護者ともに目を疑う結果です。

だって入塾前は定期テストさえ30点いかないぐらい。be動詞と一般動詞の使い分けすら怪しく、ぶっちゃけ中3の英文法は固まりきれていません。。。

なぜそんな生徒が平均点を超えられるのでしょうか?

 

◯英語の長文読解に必要なのは語彙力と読解力

実はこの生徒、国語は結構できるんです。

本を読んでいるのので、国語の長文問題も毎回ある程度取れています。

作者の言いたいことや、指示語、文章のまとめなど、文章読解能力はある生徒です。

 

そんな生徒曰く、英単語を頑張って来て少しずつ覚えてきたらなんとなく文章を読めるようになってきた。

なんとなく文章で言っていることがわかってきた、とのこと。

 

確かに並べ替えや英作文などはまだまだ取れないのですが、よくある同じことを言っている文はどれか、などは正解を取れています。

 

その積み重ねが平均点以上、という結果を得ています。

 

一方で、塾内には文法や英単語を頑張っているのですが国語の読解力が弱い生徒もおり、その生徒も平均点は超えますが、内容が真逆です。

単語の並び替え問題や、文法問題は取れますが、その生徒は逆に国語の読解力がないためこの生徒と逆に長文読解は取れていません。

 

ここから見えてくるのは、結局英文の長文読解を読むには「英単語」「読解力」が必要だ、ということです。

もちろん文法は必要ですが、読解力があると、なんとなく読むということはできるんです。

この話の流れだと、こういう展開なのかな、とか、読解力があるとなんとなく推測できるのです。

 

以前より国語ができる子は英語長文もできるはず、という仮説を持っていたのですが確証になりそうです。

 

◯語学において何をやるべきか

英語が伸び悩む生徒には以下を言っています。

 

・語彙力をつけること

兎にも角にも語彙力です。英単語を知らない限り読めるわけがありません。

国語で言うと漢字やことわざ、四字熟語など、読み書き、用例をしっかり覚えることです。

英語も同様です。読み書き、使い方、使い方のニュアンスを覚えることです。

毎日30分やってもいいぐらいです。英語の勉強時間の半分を割いてみてください。

 

・本を読むこと

これは英語の本ではないです。日本語の本を読むことです。

最近の生徒たちは動画世代なのか本当に活字を読みません。活字を読む機会が極端にないんです。

そういう生徒たちはそもそも文章をしっかり読む、という習慣が本当にないのです。

1文字1文字、1文1文読むことができないので英語の長文も読めていません。

また読む体力がないので、長文の最後まで集中して読み切ることができないんです。

日頃から、本を読む、教科書を読む、ということをしっかりやりましょう。

教科書などは音読すると良いと思います。

 

 

・文法を勉強すること

書いておかないとやらなくて良いと勘違いされそうなので書きますが、もちろん文法をしっかり勉強しておかないと正確な文章は理解できませんし、並び替えや英作文ができないので、継続的に学習していきましょうね。

基本的に問題集で完璧に取れるようになるまで何回もやることをお勧めします。

 

◯まとめ

最近嬉しい結果が出たので、その原因について考えてみました。

みなさまの学習の参考になればと。

 

 

 

 

 

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