国語の伸ばし方 まなびの樹 まなびの樹

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2021.07.13

国語の伸ばし方

国語が得意だ、と言い切れる方いらっしゃいますか?

そんな方、私は羨ましいと思います。

恐らく、様々な表現や言葉を駆使してご家庭での会話が多い、文字を読む習慣がある、等々言葉に触れる機会が多いご家庭なのではないかと思います。

 

国語ができないと、日常生活に問題が出るだけでなく、算数や理科社会等々、他の教科にも影響が出てくる重要科目です。普通に生活して日本語に触れていれば問題ないと思っても、いざ問題として取り組んでみるとなかなか点が取れない、といったこともないでしょうか。

ただ重要度に比べて、国語力は急に伸びる、ということもなくコツコツ学習していく必要があります。

毎日の積み重ねが国語力を伸ばしていきます。

 

◯国語といっても

一口で国語、と言っても要素がいくつかあります。その要素を分解して、強化していかないといつまで経っても国語力は伸びません。

英語と違って、音については日常的に使っているのと、そこまで音の種類が多くない(子音はあいうえおの5つだけ)ので、格段勉強する必要がないのが楽な点です。

 

・読解能力

文章を読み解く力、国語の文法力です。文章を読み解いて、何が大事な要素なのか、登場人物や筆者の思考・意図をイメージする力です。この力がないと、本当の意味で本の面白さが分かりませんし、教科書を読んで、出題をされても問題を解くことができません。

しっかり文章を読む、というのも立派なスキルです。

文章を読み飛ばしてしまうのも、本能的にわからないから飛ばしてしまっているパターンも子供の場合ありえます。

 

・言語力(文字、言葉の意味)

文字を読めるかどうかです。漢字や諺、単語等々がこれにあたります。これがないとそもそも文も読めませんし、意味がわかりません。

・表現力

上二つの要素をふるに使うスキルになりますが、読んだり、聞いたりした言葉に対して喋ったり、書くスキルになります。最終的にこのスキルを伸ばすことが受験合格や、社会に出た際の表現の豊富さに繋がりますが、どう話したり、どう書くと読みやすいか、について学んでいく必要があります。

 

◯どうやって伸ばしていくのか

では、上記3要素をどうやって増やしていくか、です。

インプットがないと、結局のところアウトプットが出てきません。

どうインプットを増やしていくか、アウトプットの場を増やしていくか、です。

 

・読解能力

これは算数の伸ばし方でも触れましたが、言葉に触れる回数を増やしていくしかありません。読み聞かせをする、絵本・図鑑を読む、漫画を読む、小説を読む、子供新聞を読む、とにかく言葉を読む、言葉に触れる機会を増やしていく必要があります。近道はありません。

ただ、子供が興味のない分野の話は全く逆効果になるので、おすすめは一緒に本屋さんにいくことです。その時の子供の興味のあるものが本屋さんにいけば何か一つはあるはずです。教材として購入してあげてみてください。本だけでなく、漫画も立派な活字を読む機会ですよ。

いきなり分厚い本は難しいと思いますが、薄い本から初め少しずつ、長文の本を読んでくれるようになれば成功です。

もし本を読んだ際には、本の感想や内容について子供にインタビューしてみても面白いと思います。実際にどこまで読んだのかも分かりますし、子供の考えていることや、着眼点がわかって面白いですよ。

 

・言語力(文字、言葉の意味)

漢字という意味では、必ず学校から漢字ドリル、というものを出さていると思いますが、あれを地道にやっていくのみです。ただし、英単語の時と同様に、復習を必ず1週間いないにやることをお勧めします。脳の記憶上、1週間以内に復習して覚えられれば、長期記憶に残りやすくなります。

また、言葉、という意味だけですと、家庭内での会話や、色々な情報を提供してくれるテレビなども情報源になります。子供が聞いている時に、知らない単語が出てきた場合、もしくは知ってるかな?と思った場合に、子供に聞いてみて上げてみてください。意味がどこまで理解できてるかわかります。わからなかったら教えてあげましょう。

この言語力が伸びてくると国語の点数がぐっと上がってきますし、国語の点数の中で唯一やればやるだけ点が伸びる分野でもあります。

また、語彙が増えると次の表現力がより豊かになり、人が聞いた時に、「おっ、できるな」と思われることも増えてきます。逆に語彙がいつまでも子供ままだと大人になっても、どうしても幼稚な印象になりがちです。

また、国語辞典を家においておくのも良いです。わからない言葉があった場合に調べていくと圧倒的に語彙力が伸びます。

語彙は言語の基礎ですので、しっかり増やしていきましょう。

 

・表現力

国語学習の総合力です。インプットしてきたものをアウトプットする力です。

これも劇的に改善することがない力ですが、量をこなせば改善されてきます。

やり方は話す方法と書く方法です。話す方法は、家庭内での会話を増やす方法です。ただ話すのではなく、詳しく意味を聞いてみたり、わからない表現や説明の仕方をしていたら、正しく使い方を教えて上げたり、説明をもう一度してもらったりする方法です。話をしていく中で正しいアウトプットのやり方が伸びていきます。

もう一つが日記を書く方法です。書くこと自体が好きな子供にはお勧めします。日記を書くことで、自分がどう思ったのかを書く練習になりますし、読み返させることで、表現の深さを改善していくことができます。たまに親が読んであげて、間違った表現をしていないかのチェックをしてあげるとより良いと思います。

意識してアウトプットの量を増やしていけば、少しずつよくなります。

 

◯まとめ

今回は国語力の上げ方について記載してみました。

良いアウトプットは良いインプットからです。表現力が乏しい場合は、インプットが足りない場合もあるので、最初はインプットを増やすことが重要です。

 

まなびの樹では色々な本を用意しています。また、子供が興味のある分野があれば増刷していく予定です。何かを読んだことがない、というお子さんに関しては読み聞かせから入ります。

好きな分野にどっぷりとハマって行ってくれればと思います。

私が小学生時代にハマってたもの:

探偵もの(金田一少年の事件簿・コナン)、歴史漫画、スポーツ漫画、ゲームの小説 etc

 

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