勉強嫌いなお子さんへの接し方で気よつけている点 まなびの樹 まなびの樹

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2021.11.15

勉強嫌いなお子さんへの接し方で気よつけている点

勉強に限らず、スポーツでもなんでも「嫌いだぁ、苦手だなぁ」と思ったりすることないでしょうか。

勉強が嫌い!というお子さんに対して、どう接していくのか、永遠の課題です。。

 

みんな誰しも最初は勉強をやろうとしていますよね?

幼稚園・保育園児、1学期の小学生は目をキラキラしながら取り組んでいます。

でも、どこかで何かのタイミングで嫌いになってしまった結果、「嫌い!やりたくない!」と言い出したのではないでしょうか。

 

ということで、どんな時に嫌いになるのか考えてみました。

嫌いになる=自分に自信がなくなる時、と置き換えています。

 

■自信を失う時

・先生が何を言っているのか理解できない時

・問題が解けなかった時

・問題を早く解けなかった時

・問題を間違えた時

・他人に負けた時

・他人から自信を無くす言葉を言われた時

・自分なりに頑張ってもできなかった時

・親から怒られる時

 

如何でしょうか。ご両親が自分に置き換えてみても当てはまらないでしょうか。負けん気の強い子に関しては、他人と比べることで反骨心で頑張る子もいますが、頑張った結果、結局勝てなかった場合はこのループに入るので、注意が必要です。

 

では逆に自信が持てる時はどういう時でしょうか。

 

■自信が持てる時

・問題が解けた時、◯をもらった時

・前回よりも点数が取れた時

・人よりも早く問題が解けた時

・先生に褒めてもらった時

・親に褒めてもらった時

 

自信を失うときの逆ですよね。

 

◯勉強が嫌いな子に対して接するポイント

こういった点を整理すると3つほどポイントがあるかなと考えています。

結局子供本人ができる!と言葉に言わなくても、思ってくれない限り勉強を自らやるようにはなりません。自ら考えて勉強するようにならない限り、量をこなすことも目標に向かって頑張ることもできません。まずは「心」を正しい方向にセットするために、「自信」を取り戻すことが一番のポイントです。

 

・できるところを褒めてあげること

結局なんでできないんだ!と大人から言われると子供は自信を失うだけですし、正直教え方の問題がほとんど、というケースが多いです。その子に理解できるように説明できない大人側の問題と捉えることで、子供と円滑にコミュニケーションが取れるようになります。大人が考えている思考回路まで子供はまだ進んできていません。むしろ、できている点を褒めてあげることで、子供からすると「認めてくれている」と認識してくれるので、「話を聞いてくれる」ようになります。

できないことを見つけることは簡単ですが、できていることを注意して見つけて、褒めてあげることで少しずつ子供は前に進んでくれます。問題を間違えたとしても、どこをどういうふうに考えたのか聞いてあげて、正しく考えられているところは褒めてあげて、間違っているところは子供がわかるように教えてあげれば良いのです。

 

・わからないところはしっかりと教えてあげること

大人からすると??というポイントで子供はわからない、と思っている時もありますが、本人からすると至って真面目です。その問題点としっかり向き合って教えてあげることで、子供も理解して前に進むことができます。そのポイントが当該学年と比べてずいぶん前になる場合もあると思いますが、基礎に戻ってしっかりと理解していかないと、中学生・高校生の問題で歯が立たなくなります。急がば回れで、しっかりと復習をしてあげましょう。そうすることで、躓いているポイントがなくなり、次の学習に進みやすくなります。復習が大切なのは、この躓きポイントをしっかりと無くすためでもあります。学習は積み上げです。わからない点を放置するのはやめましょう。。

 

・人と比べず、昨日の自分と比べて頑張っていた点を

人はどうしても他人と比べてしまいがちです。しかし、他人の成果(点数)と比べ勝っている時は自信になりますが、負けてしまうと自信を失いがちです。勉強の成果は筋力トレーニングと一緒ですぐには出てきません。頑張り続けることで成果に繋がります。なので、その頑張りを褒めてあげることで、継続的に勉強をし続けられるのです。今まで全く勉強をしていなかった子が1日30分勉強した。30分しか勉強していなかった子が1時間も勉強した、等々、努力したことを褒めてあげることがポイントです。

どうしてもやりがちな、70点取った!80点取った!という成果に関して比較をすると成果が出なかった際に問題になってしまいます。勉強しないで70点よりも毎日1時間勉強して60点取ったときの方を褒めてあげられたら最終的には逆転も可能です。

 

◯まとめ

勉強に限らず、他の習い事でも当てはまるのではないでしょうか。

先日野球の松坂選手が引退後、陰で自分ほど練習をしていた人はいないのでは?と自分を褒めていました。日本ハムの新庄ビックボスも影の努力家として有名です。努力をすれば必ず成果が出るとは限りませんが、努力をしなければ間違いなく成果は出ません。

 

努力を楽しみながら、継続していくことで成果につながっていければと考えています。

そのために、嫌いと思っている子に対してこそ、まなぶ楽しさ、できる楽しさを味わってもらえればと思っています。

 

 

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