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2021.12.06
ご安心ください。難しくなっていきますよ。
小学生→中学生→高校生→大学生
ご安心ください。この順に勉強は難しくなっていきます!
当たり前だ!と思うかと思いますが、勉強の仕方・量が小学生のままの方、おられませんか?
小学生の時は勉強ができたのに、、中学生の時は勉強ができたのに、高校生の時は勉強ができたのに、、
こう思っておられる親御様、生徒さんがおられたら、認識を改めましょう。
目の前の課題は常に難しく、新しくなっています。それに対応していかないと当然できなくなりますよ。
◯学習要領はよくできています
お子さんが勉強ができなくなる、嫌いになる瞬間はわかりやすいです。
「わからない」というところが増えてくると嫌いになります。
小学校低学年より高学年、小学生より中学生と勉強の難易度は上がっていきますが、キチンと学習してきた子はすんなりと次のステップにいけるように文科省の学習要領はできています。
しかし、「キチン」と学習してこなかった子達は大変です。1段ずつステップアップしていないため、当然上のレベルの問題・課題は解けなくなってきます。
そうすると、こけた部分に遡ってきちんと学習していかないと、上のレベルに上がれないようにしっかりと課題・問題は作られています。
つまり、中学生ぐらいからは学校についていけなくなると取り戻すのにも苦労が必要になる、ということです。小学生までは宿題の量や問題の難易度がそこまで難しくないので、多少復習すれば取り返せます。
しかし、中学生になると部活が始まり、問題も難しくなるので、小学生の時に宿題だけはちゃんとやって小テストは点数が取れていた!というような、勉強のままではついていけなくなるのは必然です。どこかで小学生の時と学習のやり方を変える必要が出てくると考えています。
勉強を取り戻す+学校の授業についていく(定期テスト)、という二つを同時並行で進めていかないと最終的に取り戻すには至らず、どこかの分野を諦める、志望校のレベルを落とす、という選択をする必要が出てきてしまいます。
ですので、中学1年、2年生のお子様、親御様で本ブログを読む方はそのつもりで学習の仕方について一度再検討してみては如何でしょうか。
◯一般的な勉強時間
志望校のレベルにもよりますが、ベネッセさんが出されている学習時間の統計で言うと学校以外の毎日の平均勉強時間はざっくり以下のような数字らしいです。
中学1年生は1時間40分
中学2年生は1時間40分
中学3年生は2時間半
宿題や塾に行っている時間も込みらしいですが、少なくとも2時間は毎日勉強をしているのが「平均」だそうです。
お子様の学習時間と見比べて如何でしょうか。
◯高校からは専門科目になっていく
高校からは基本的には理系・文系に分かれてより専門性を追求していく形になりますので、勉強の範囲という意味では多少狭めることができます。大学に関しても同様です。中学生の時のように広範囲に9科目の勉強をすることはありません。
しかし、逆に専門の分野に関してはより高度な学習をしていく事になるので、各分野の基礎学習は中学生の間にマスターしておきたいところです。
最近では大学で一般基礎の補講がある、というニュースをみて愕然としています。
専門分野に全く必要ないや、と捨ててしまった分野も実は後々に研究や社会人になって必要になって来ることも出てきます。可能な限り、中学生レベルの問題に関しては苦手でも良いので、捨てはしない程度に学習はしておくことをお勧めします。
◯まとめ
今回何を言いたかったか、というと、やはり「毎日の学習習慣がとても大切」、ということです。
テスト前は頑張るのは当たり前ですが、中学生以上になると、学校の宿題以上に、日々の復習や予習が大切になってきます。毎日ほぼ5時間授業はあると思うので、それだけで毎日複数の科目の学習が必要になってきます。
今回統計も出てきているので、毎日学校意外に2時間は学習机に向かって勉強をしてみて下さい。勉強の習慣ができていない子は30分からでも、15分からでも構わないと思います。いきなり毎日数時間を勉強しようと思っても、難しいです。とにかく3ヶ月は毎日学習することで、学習の習慣がついてくると思います。
これから来年度に向けて色々と考え始める時期かと思いますが、来年度を待つのではなく、今すぐにでも対策を考えられることをお勧めしたいと思います。
やろうと思ってやり始めても結果が出るまで数ヶ月かかるものです。