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2022.01.31
中学生はテストの分析してますか?
受験までに受験生は様々なテストを受けると思います。
学校の定期テスト、実力テスト、外部の模試、受験校の過去問、色々とありますよね。
そのテスト結果を見て、点数が上がった!下がった!と一喜一憂するものです。
さてここで質問です。どこまで復習してますか?
まさかテストが返ってきて一喜一憂して終わりではないですよね?
その場合非常にもったいないことをしています。
そもそも各種のテストの目的とはなんでしょうか?
◯テストの目的
大きな目的は大きく二つあります。
一つは成績を出すための指標です。
学校の成績は定期テストの成績を参考に出していくのが一般的です。
どうしても成績を出さなければいけないので、必須ですよね。
もう一つは現時点での実力を測ることです。
考えてみてください。極論ですが、最後に受験で志望校に行ければいいんです。各種のテストで結果が悪かろうが、最後に受験に合格した者が受験戦争では勝者です。
確かに内申点も必要ですが、試験当日のテスト結果が大きく影響を与えるのは間違いないです。その試験当日に向けて今自分は何ができて、何ができていないのか、正しい現在地を把握しておかないと、ゴールである試験日当日に力を発揮する、ということができないと思いませんか?少なくとも自分ができているのに何度も問題を解いて時間を使ってしまったり、苦手なところに中々気づかなくて遠回りをしたり、非効率な時間を過ごす可能性が高くなります。
ですので、毎回のテストにおいて非常に大切なのが振り返りと対策を立てて実行することです。
◯テスト結果が返ってきてやること
・テストを見直して、間違った問題を確認して解説まで読む
当たり前ですが、間違った問題に関しては学校の先生も解説をしてくれたり、テスト問題の解説が配られたり、どう考えると答えに辿り着くのか正しく分析します。解説を読んだり聴いたりして納得できなければ納得できるまで質問しましょう。ここを省略すると次回同じような問題が出てきても解けず、今回の失敗(問題が解けない)が生かされません。
すごく基本的なことですが、とても大切なことです。
・間違えた理由を分析する
そして、なぜ自分が間違ったのか分析する必要があります。
記憶することが足りなかったのか、考え方の順序がおかしかったのか、ケアレスミスならばなぜケアレスミスをしたのか、etc 何かしらの原因があって問題が解けていないのです。その原因を正確に突き止めないと的確な対策を立てることができません。
例えば、英語ならば、長文問題が解けない場合、単語が問題なのか、文法が問題なのか、文章中の内容の結びつきが読み解けなかったのか、原因を探します。
数学ならば、定理を正しく覚えていないのか、定理の使い方を正しく身につけていないのか、計算中に途中式を描かないため計算途中でミスをしてしまう、なのか等々です。
・対策を考える
原因を正しく把握したら今度は対策です。次回までのテストまでに自分ができそうな対策を立てて実行していかないと、結局点数は上がってきません。
単語の練習をたくさんしたほうが良いのか、文法にかける時間を多くしたほうが良いのか、時間は24時間と決まっています。テストの分析をした上で、今自分はどこを対策したほうが次回の点数を伸ばせそうか考察し、実行しましょう。
これができるようになれば、少しずつですがテストの点数は伸びてきます。
◯まとめ
もうすぐ年度も終わります。新中学3年生は北辰テストを多く受ける機会が増えます。新中学2年生はそろそろ定期テストの点数が気になり出す頃です。新中学1年生は定期テストなる物が始まります。
最大の目標は2月に行われる高校受験です。
各種テストを無駄にせず、間違った問題は受験までに解けるようになる必要があります。
今の自分を正しく見つめて、自分が決めたゴールに向かって今何をやるべきか、考える練習です。
この思考自体は社会人になればより重要になる思考法です。
今何をすべきなのか、自分で考えられる人が成長して社会に貢献できる人です。
今何をしたらいいですか?と聞けるのは新人の最初の期間だけです。
それ以降にそんな質問していたら、自分で考えろ!と言われて終わりです。
もちろん最初からできる人はいませんのでご安心ください。
そのために学校の先生や塾の講師がいるものです。
どうやればいいか是非聴いてみてください。