英語の基礎は文法です まなびの樹 まなびの樹

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2022.09.14

英語の基礎は文法です

まなびの樹では英語は「すらら」を基本としてやってもらっています。

 

残念ながら現在の中学生は文科省のカリキュラム変更もあり大変な時代です。小学生の間に基本的な英語文法はできてるでしょ?前提でカリキュラムが組まれているため、小学生の場合はワイワイ楽しく!だった授業が中学生からいきなり文法全開のテストを受けさせられ、しかも1学期からいきなり一般動詞やらCanの使い方やらを利用した問題に取り組む必要があり、少々かわいそうな状況です。小学校の先生がしっかり文法を教えてくれている生徒はラッキーだと思ってください。

 

しかし、文句を言っても状況は変わらないので、対応していくしかありません。。。

 

単語を覚えることは元より、文法を1から学び直さないと中学英語で点数を高めることが難しい状況です。また、どんな学年からでも基礎ができていない子がいきなり受動態や比較級をやっても無駄です。基礎からやり直してもらう必要があります。中2、中3生でも英検5級コースからやり直してもらっているのはそれが理由です。

 

そのため、すららの教材を使ってコツコツコツコツやってもらっています。もちろんお子さんによりますが、「文法」という性質上小学5年生以上のお子さんであれば少しずつ取り組めるかな、と思っています。

 

最初はテキスト教材も利用していましたが、問題数が足りないのか中々身についていかなかったため、しつこく繰り返し問題をやる「すらら」をメインに取り組んでもらっています。

結果、中1の生徒でも英検5級を取得できています。

 

◯英語の基本

以前にも書きましたが、英語の基本は「文法と単語と音」です。

 

そんな中でも基本の「き」は主語と動詞を覚えることです。

昔は5文型から習ったものですが、とにかく英語は主語と動詞をしっかりと抑えることが重要です。5文型でも主語と動詞は必ずありますよね?主語にあたる主格を単数・複数含めて理解する、2種類の動詞(Be動詞と一般動詞)を正しく使えるようになることです。

 

どういうこと?というと代表的な間違い例が以下です。。

-日本語で「彼は」と言っているのにtheyを使ってしまう

-They is というように主語と動詞の組み合わせを覚えてない

-is play のようにbe動詞と一般動詞を混在して使ってしまう

– He do not play というように三単元のsが使えない

 

とにかくこのようなタイプのミスをしている間は英語は伸ばせません。。。残念ながら定期テストでもできて50点前後です。

上記はほとんど手順みたいなもので、こうしたらこう、こうなったらこう、とルールが明確で算数・数学でいる定理みたいなものです。覚える必要がある普遍的なルールです。思考はいりません。自分の頭の中に落とし込めていない生徒が散見されます。。。ようは練習が足りません。

 

生徒のお母さんたちに「まだテストはできないかも」と言っている場合はほとんど上記の基礎ができていないためです。「すらら」を使うと生徒がどのようなミスをしているか一目瞭然なので、先生の中で細かく見ながら、まだここの理解が甘いね。。というような会話をしています。

 

上記がしっかり理解して覚えて、始めて肯定分、否定分、疑問文、というやり方がわかり、そこから助動詞や過去形、未来系、と発展していきます。その後は表現のオプションのようなものです。受動態、比較級、不定詞、関係代名詞、現在完了系(これだけ少し違いますが)、etc その分野だけ集中的に学べばすぐに覚えられ点を伸ばすことができます。

 

なので、とにかく上のような間違いをしている生徒はとにかく基礎に戻って繰り返しやってもらいます。

 

◯言語なので読み込むことも大切です

また、英語も言語ですので、「読み込むこと」がとても大切です。

ここで言う読み込むは「日本語を正しく読む」ということです。

 

生徒の中には、日本語を英語に変換する問題の際、日本語をそもそもちゃんと読めていない生徒がいます。「彼は」と言っているのに「彼らは」と勘違いしていたりが代表例です。

その他にも、表現として複数形なのに単数形と勘違いしてしまったり、とにかく落ち着いて読む、書くということができずに間違えるケースも多発しています。

 

埼玉県の公立高校受験問題はほぼ長文です。文法だけの問題や単語を問う問題はほぼありません。短文で間違えるのに、受験時には長文読解が求められます。ちょっと厳しいと思いませんか?

 

まなびの樹では長文読解の練習はある程度基礎ができたな、と思った生徒にしかやらせていません。テスト前に教科書の英⇨日、日⇨英の翻訳をするのが効果が高いとわかっていますが、基礎がない子はやらせていません。やり始めている子は基礎ができていると判断している子です。また、教科書の音読も最適な学習法なのでお試しください。(最初はおそらく、音を意識していないので、びっくりするぐらい読めないと思います。)

 

無駄な時間を使うぐらいであれば基礎や単語を覚える作業をコツコツやってもらった方が点は上がります。

 

◯まとめ

なかなか英語の成績が伸びないなぁとお悩みの親御様に対しては、「時間がかかります。」とお答えしているのは上記が理由です。最初の入り口が固まっていなければこの先の英語学習の発展が見込めません。

 

現在の文科省のカリキュラムをみていると以下のようなイメージでいると良いと思います。

小学5、6年生:英検5級範囲を学んでおく

中1、中2:英検4級範囲を学んでおく。できる子は3級まで。

中3:英検3級範囲を学んでおく。できる子は準2級まで。

 

どうしても点を少しでもあげたい、という場合は、最悪単語と教科書の丸暗記です。時間はかかりますし、本当の力がついているかは不明ですが、点は上がると思います。

今日は2学期の定期テストが近づいてくる中、どうやったら英語ができるようになるのか、について考えをまとめてみました。

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