計算式を書かない生徒達 まなびの樹 まなびの樹

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2023.01.24

計算式を書かない生徒達

今回は全学年対象の内容になります。

小学校1年から高校生3年生までに言えることです。

 

それは、算数&数学に置いて「計算式を丁寧に書きましょう」ということです。

え!??そんなのこと?という内容ですが、冗談抜きで大切です。

 

 

◯暗算=かっこいい&早い?

計算は手順が全てです。正しい計算の手順を踏めば必ず正解に導ける、算数や数学のける稼ぎポイントです。

それにも関わらず、ケアレスミス!計算ミス!という生徒が後を経ちません。。。

 

そんな時は確認ポイントが二つあります。

 

一つは正しい段取りで計算をしているか、です。

小学生なら、位の違う数字を計算する際に位は正しいか、分数の約分・通分は最小公倍数は間違っていないか、最小公倍数までの倍数を分子にかけ忘れていないか、et

中学生なら、マイナスのかっこ外しで正しく符号変換できているか、分数を消すのに最小公倍数で両編をかけているか etc

数学が苦手!計算が苦手!という生徒はほぼこの段取りを正しく覚えていないので間違えます。決してケアレスミスではありません。

 

この場合は、正しい方法を教えて、体に馴染むまで練習するしかありません。先生が見ているのはこの段取りです。段取りが悪いせいとは指摘をして正しい段取りを教えてあげないと再現性のある間違えをしてくれているはずです。なぜなら、計算の段取りを間違えていますから。。。

点数が上がってきている生徒はまず計算の段取りが強制された生徒たちです。

 

二つ目が、苦手な子、得意な子に共通している、「計算式をノートに書かない」です。

なぜか算数が苦手な子ほどノートに計算式を書きません。。。正しい計算順序を知っていたり、教えたりしても、その通りにせず、ノートに書く量を減らそうと考えています。めんどくさいのはわかるのですが、結果的に間違えます。。。人間の記憶力はそこまで良くありません。複雑な計算をすればするほど1次記憶を利用してしまうので、結果的に計算を間違えてしまったり、計算しなければいけない数字を間違えたりしてしまいます。それを防ぐためにノートにメモを取る=計算式を書く、のですが、書きません。。。。

苦手なら謙虚に書こうよ、と常に思っています。

 

得意な子は、逆に自分の力を過信して、暗算で解こうとします。書かなくても大丈夫!という自信からやるのですが、まぁよく間違えてくれること。そして、言うことはみんな一緒です。「あー、計算ミスった!ケアレスミスだ!次こそは大丈夫!」

いえ、次も間違えますよ。きっと。

できていたら計算ミスをしません。自分の一時記憶力を超えている計算問題を出されているんです。次回も記憶力を超えてしまうはずです。

そして、困ったことにできると思っている子達は暗算が早いと思っています。

もちろん、簡単な計算は暗算の方が早いです。

 

中にはノートを自腹で払っているので書きたくない、使いたくない、という生徒もたまにみます。ノートぐらいは是非親御さんが買ってあげてください。。

 

◯ノートを見れば計算力がわかる

上記のような状況なので、ノートを見れば算数・数学ができる子はすぐにわかります。

誰がみても読みやすい式を書き、正しい段取りで流れるように計算がされています。

その分ノートの消費量も多いのは事実です。

はい。間違うわけがありません。

 

一方で苦手な子達は、文字が小さかったり、ノートのいろんなところに計算式が書かれていて整理されていなかったり、全然途中式を書いていなかったり、字がきたなすぎで自分で読めなくなっている。

はい。間違うのは必然です。

 

よくノートを見せなさい、と先生は言いますが、ノートを見れば学力がすぐにわかります。

どれぐらい計算ミスをするかもわかります。

 

細かいことですが、ノートに、日付、問題集の単元やページ数、問題番号、そこまで書くと見直した際にもすぐにわかります。そこまで書いている生徒はやはり学力が高いのはなぜでしょうか。。

 

◯まとめ

算数・数学において大切なことは「計算式を丁寧にノートに書く」です。

段取りを確認する、計算ミスをなくす、見直した際にわかりやすいようにする、色々な意味が入っているので、是非丁寧に計算問題に取り組むことを心がけてください。

定期テストや高校受験の得点の半分は計算問題だったりします。

計算問題を落とすと勿体無いですよ。計算問題は100点を取るまで頑張りましょう。

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