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2021.07.01
小学校低学年における「学び」とは
小学校低学年での勉強とは何でしょうか?
一般的に毎日の小学生の推奨勉強時間は学年✖️10分と言われています。
1年生であれば10分、2年生であれば20分、という具合です。
これは子供の集中できる長さに比例しています。
やはり集中力を鍛える、伸ばすことが今後の勉強の学習量に比例すると考えています。
また、この時期に身につけておいた方が良いのは、昔から言われていますが「読み」「書き」「そろばん(計算)」です。
この3つのスキルがないと、今後の人生で苦労します。
どんな勉強をしていくにしても、読むことができないと、必ず回答できません。書くことができなければ、自分が正しいことを他の人に正解していることを伝えられません。計算ができないと、お金の計算すら機械にお願いする大人になります。これらのスキルは学習科目全てに絡んできますので、非常に重要です。
では、どのようにこのスキルを身につけていくか、です。
まずは集中力。
これはいかに夢中になる体験をしておくか、に尽きると考えています。
みなさまも経験があると思いますが、集中していると時間を経つのが早いです。
この夢中になる体験をいかにするかで、集中力が鍛えられると考えているため、子供の興味に沿った形での「あそび」が必要だと考えています。
なので、まなびの樹では、まなびの樹タイムで、色々な遊びを用意しています。
工作、絵画、ボードゲーム、パズル、積み木 etc
脳を使いながら、夢中になれる「あそび」を選んでいるつもりです。
テレビを見ている時も異常に集中していると思う時はありますが、ある学説でテレビを見ていても、実は脳はあまり動いていない、と言われています。テレビやYoutubeを見ても脳は活性化されてないんですね。
そして、ご存知でしょうか。
筋力と集中力は連動しているそうです。
筋力がある人は集中力が長く続き、筋力がない人は集中力が長く続かないそうです。
子供の体力の低下が言われて長くなってきましたが、やはり子供うちは外で遊んで体力・筋力を作っておくことが後々の成長に繋がります。
なので、学童のカリキュラムには外遊びを入れているんです。
本当は1日2時間外で遊んだ方が良いと言われているのですが、少しでも外で遊んでもらい、子供の成長に繋がってもらえればと思います。
さて、鍛えた集中力を使って、どう勉強するか、ですが、
「読み」についてはやはり読書が一番です。
幼少期から読み聞かせをされている親御様も多いかと思いますが、本を自分で読む、声に出して読む、ということが一番の練習になります。
マンガを読むのも立派な活字を読む練習です。
興味のある小説から入るのも良いと思います。
私は大好きなゲームだったドラゴンクエストの小説が初めて読んだ本でした。
子供の興味に合わせて、色々な本を読んでもらいたいと考えています。
「書き」については、アナログなやり方ですが、何度も書くしかありません。
すでに学校で宿題としてやられているかとは思いますが、漢字練習帳に書く、例文を書いてみる、日記をつけてみる、等々、アウトプットを一緒にやりながら、何度も何度も練習する必要があります。
ただ、そのタイミングは一度書いたら1週間後に必ずチェック、というステップを入れます。脳の記憶する仕組み上、本当は次の日にチェックするのが記憶の定着に良いのですが、繰り返しが大事です。
「計算」は、くもん式で証明されているように、何度も繰り返しやることです。
1−10を使った簡単な計算をしっかり身につけ、そこから応用していく方法です。子供が指計算ではなく、暗算が素早くできるようになれば、自然と計算速度が上がってきます。
毎回少しずつ、すららで計算をするか、プリント等で計算をすることが良いと思っています。
まなびの樹では、このようなスキルを意識して鍛えていきたいと思っていますが、毎回勉強時間を80分取っています。
恐らく低学年の子が、80分勉強し続けるのはとても大変です。
もちろん、すららを使うことで楽しく学習していくこと可能なのですが、この3つのスキルのどこならば、その子がやり続けられるのか、お子様の興味や成長過程に合わせて、色々とあそびも組み合わせながら伸ばしていければと思います。
高学年になって少し勉強が難しくなってくる前に、しっかりと基礎準備をしていく、それが低学年のうちにやっておくべきこと、と考えています。