できない子には怒りませんがやる気のない子には帰ってもらいます まなびの樹 まなびの樹

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2024.05.16

できない子には怒りませんがやる気のない子には帰ってもらいます

先日一人の生徒を開業依頼初めて授業前に帰宅させました。

理由は「勉強をやる気がなかったから」です。

来た時からスマホの動画を見ながら、態度が悪く、不平不満愚痴をこぼしながら着席します。

もちろん言われるまで何も用意しません。

そして、早く帰りたい、を連発です。

 

理由を聞いたら今日は塾の日じゃないと思っていたのに無理矢理親に行かされた。

来たってそんなに勉強する時間がないじゃないか、と言います。

いやいや、あたなの通塾日ですよ。来たのは19時で閉塾までたっぷり時間はありますよ。

 

「部活も18時まであって忙しい、友達がいる曜日に変えようかな。何曜日ならこれるかな?」

もうツッコミどころが満載で呆れてしまいます。

 

そして、先生を怒らせた一言。

「最初から塾に入りたくなかったんだよ。親に言われて行かされてるんだよ。」

 

本人のためにもなりませんし、他の生徒にも影響が出るので、即、帰ってもらいました。現在、親御さんにも退塾を勧めています。

 

 

◯できない子には怒りませんがやる気のない子には帰ってもらいます

塾はお金を払って勉強をしにくる場所、わからないところをわかるようにしにくる場所です。

先生も生徒のわからない、を見つけて修正してできるように指導します。

やりたくない生徒をやらせるようにする場所ではない、と考えてます。

 

ほとんどの生徒は勉強を頑張りますが、中にはいます。

やる気のない子。

でも、その理由は二つのタイプにわかれます。

 

1つは「勉強ができない(と思っている)のでやる気がなくなっている子」です。

1ミリでも本当はできたらいいのに、と思っている子ですが、今までの勉強経験から嫌になってしまっている生徒です。

苦手意識が染み付いてしまっていて、やってもどうせできない、と思い込んで勉強したがらないタイプです。

 

このタイプの生徒はわかる問題はやるんです。

やる気が1ミリでもあるので。

本当はできるようになりたい、という願望があるので。

この場合は先生の腕の見せ所です。わからない箇所を素早く見つけて、解説して、できることを少しずつやってもらい、できる!を増やせば成績は伸びていきます。

できる!を増やしていくと子供たちも元気になっていきます。

1桁だった定期テストの点数も平均点を超える点数を出しているので確信があります。

 

でも、もう一方は手が打てません。

 

「勉強をやる気がない。親に言われてきている」という全てを他責にする生徒です。

先生がやってね、と言ってもやりません。

目を離すと直ぐにスマホを見たり、違うことを始めます。

こういう生徒は勉強する意味・目的、が自分ごとになっていません。

そうなってしまった理由は様々ですが、まなびの樹としては受け入れをしません。

 

嫌嫌親に連れてこられても、本当は少しでも勉強ができるようになりたい、という心がある生徒は伸ばしようがありますが、本人が勉強したい、できるようになりたい、と思っていない場合は難しいと思ってます。

 

お金をいただくだけの価値を提供する力は今の私にはありません。

 

できない生徒には怒りません。

できるようになる教え方やポイントをやってこなかっただけと知っているからです。

 

でも、やらない生徒には怒ります。子供のやらない理由は様々です。

部活で忙しい、習い事で忙しい、ゲームで忙しい、遊びで忙しい、etc

私も人ごとではないので、たまにそういう時があるのもわかります。

そういう時は背景も聴きながら量を調整したりもします。

 

 

結局、勉強は生徒自身がやらないと伸びません。

いくら先生が頑張って教えても自分で考えて、演習しないと身につきません。

聞くだけできるようになるなら苦労しません。

素晴らしい学校や有名な塾講師の話を聞いてみてください。

聞くだけで伸びないのを知っているので演習を多くするスタイルにしています。

 

そう、やらないと勉強は伸びません。

 

その「やる」をしない子は塾に来る必要はありません。

塾に来ても演習をやらない、宿題をやらない、そういう生徒は来ても伸びないので親御さんのお金と期待、生徒や先生達の時間と労力の無駄です。

誰も得をしないので退塾を勧めます。

 

中には経営のためにそういう生徒を優しく受け止めてくれる塾もあると思います。

勉強を教えなくて良くお金だけもらえるので絶好のお客様(カモ)です。

 

でも、塾長の性格上そういうことをしたくないので、 本人、ご両親にこちらのスタンスを伝えて考えてもらいます。

 

◯まとめ

あなたは何のために勉強をしますか?

子供は何のために勉強をしていますか?

この問いにご家庭で話し合ってください。

目的がはっきりしていない親御さん、生徒さんほど成績が伸びません。

それがはっきりしてから塾を検討したほうが良いと思う今日この頃です。

親だけはっきりしてても駄目ですよ。子供もはっきりと認識してから入塾を検討ください。

 

 

自分の人生がどうでもいいと思ってる。何とかなると思っている。

今の能力で十分。

そういう人は勉強なんてしなくて良いと思います。

壁にぶつかった時に死ぬほど後悔して頑張ればいいんです。

人生はいつからでも自分で切り開けると思ってます。

 

その代わり、どうやって生きていくのか、を周りの人が説いてください。

それが大人の役目です。

 

親のスネを死ぬまでかじり続けて生きていくのもまた人生だとは思います。

でも、真剣に生きたい、と思ったら体で稼ぐか頭で稼ぐしか方法はないです。

体で稼ぐなら勉強は不要ですが、怪我をしたらアウトです。

頭で稼ぐなら勉強は必要です。

 

 

どんな人生を過ごして欲しいか、過ごしたいか、もう少し真剣に話し合って欲しいと思います。

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