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2021.08.06
参考図書 〜「見えない学力」の育て方〜
教育に関する本についてはついつい本を購入してしまいます。
今回も表題に惹かれて購入した本について感想を。
当時不登校の生徒も多かった、いわゆる問題児と言われる子たちが多かった(?)大阪市立大空小学校の校長だった作者がどのように自立した子供たちを育てたか書かれてある本です。
ついつい学力という目に見える力(テストや成績)のほうに目が行きがちですが、社会に出てから必要なのはむしろ目に見えない力のほうが大切です。
◯本の内容
昨今の学校では「校則」や、「やっちゃダメ」、「した方が良い」、と言ったルールが多くあると思います。でも、このルールを作ってしまうと、そこにルールを守る人、守らない人の差別を生んでしまう、と筆者は解いています。そうすると、子供たちは自分で、なぜそのルールがあるのか、を考えるのを辞めて、ルールを守ることにしか注意がいかなくなるとのこと。
そこで、この学校ではたった一つしか「約束」がないそうです。
ルールと言わず約束、というのがコツで、約束ということで守られなかったら「謝って、再度見直す」ということをするそうです。失敗してもやり直せる、ということを小さい頃から体験させるのです。
その約束が、
「自分がされていやなことは、人にしない、言わない」
ということだけだそうです。
これを日々の生活で何か問題が発生した際に子供達に、その子の立場に立ってみた場合に、どう思うか、を考えさせて、今の自分には何ができるのか、を教えずに考えせることをするそうです。
そして、育てたい力、見えないが学力の定義したの以下の4つ。
・人を大切にする力
・自分の考えを持つ力
・自分を表現する力
・チャレンジする力
この4つを6年間の学校生活の中で、少しずつ子供たちが主体の生活を送る中で育てていったとのこと。
結果的にはすごいな、と私も思うように自立した子となって卒業していくそうです。
例えば、廊下を走らない、とよく張り紙がある学校がありますが、それも、目的として「人とぶつかって怪我をしない」こと、があり、その手段として「走らない」ということだと思いますが、この学校では障害等で走れない子もいるそうで、そもそも走っている子がいたとしても、結果的に自分たちも怪我をするし、子供にも怪我をさせる、ということを子供たち自身が理解することで、結果的に人とぶつかる、ということがないそうです。
また、いじめがあったとしても、先述の「約束」にしたがって、どうすれば良いのか、その子は何が困っているのか、というのを子供たちに問いかけ、子供たち自身で解決を促しているそうです。
また、先生や保護者の役割もあくまで、子供のサポーターという位置に立って、答えを子供に与えようとしない点、先生や保護者自身が見本となり、大人も失敗をしながら成長していく必要がある、というスタンスでいる点が成功の鍵を握っているようです。
内容の1割程度しから記述していませんが、子育てに悩んでいる方、教育はこうあるべき、と考えている方に読んでいただきたいな、と思いました。
◯気になった点、取り入れたいなと思った点
勿論本に載っているのは良い部分だけだとは思いますが、まさしく問題に対してどう解決するのか、考える力が養われているな、と思い感動しました。
また、私自身も子供の親であるため、グサッとくるところがいくつも感じるところではあります。
どうしても、親から目線で子供にものを言ったり(上から目線、命令目線)、答えを教えてしまうことがあるからです。以前もブログに書いた、ティーチングではなくコーチング、というのを実生活で実践するのは意識していかないといけないのか、再認識させていただきました。
その前提として、子供と大人の信頼関係が必要、ということに対しても肝に銘じたいと思ったことです。大人同士もそうですが、子供であればなおさらで、この人には何を話しても大丈夫、と信頼してもらわない限り、コミュニケーションが取れません。そのために、どんなに大人をイライラさせることを言っても、「まずは話を受け止める」ということをしないと、ダメだというお話には共感できます。
皆様お子様との会話の仕方は如何でしょうか。
子供のまなび方、という意味でも、本書の中にもあるように、子供同士で教え合う方が子供たちは勉強する、という点はまさにアクディブラーニングそのものであり、目標にすべき学校がまた一つできたな、と感謝です。
◯まとめ
まなびの樹では学力と同時に今回のような「見えない学力」も是非育てて行きたいと考えています。そのための取り組み時間として「まなびの樹タイム」があるのですが、今回のような「まなび」のやり方も参考に今後も頑張っていきたいと思います。また、参考になるような本については積極的に読んで発信していきたいと思います。
参考図書:
木村泰子(著)/本体1400円
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