ワーク1周目:終わってませんよ、それ まなびの樹 まなびの樹

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2023.06.19

ワーク1周目:終わってませんよ、それ

中学生はテスト前なので学校のワークに集中しています。

 

先生1周目終わりました!と報告してくれるのですが、突き返してます。

 

なぜなら、とき直しが終わってないからです。。。

 

繰り返しますが、ワークは教科書のドリル的な位置づけです。

教科書や学校で先生が話したことが理解できているかの確認として本来ワークが存在します。

 

当然教科書にある内容がワークの問題になるので、ワークをやっておけばある程度点数が取れる、というのは大きく間違ってはいないと思いますが、本来は教科書をきっちりやりきることが大切だと思います。

 

本題から外れましたが、そのワークをやる、というのが曲者で、ワーク提出もあるため、生徒たちはとりあえず試験範囲のワークを「埋めること」が勉強だと思いがちです。

しかし、それは全くと言っていいほど「勉強」にはなっていません。

1度ワークをやってできる問題があったことはいいことですが、今までの理解度の前提でできることを証明したに過ぎません。

 

本来の勉強は「知らなかったこと・できなかったことをできるようにすること」です。

 

間違えた問題を克服する、できるようにすることが本来の「勉強」です。

生徒の言う1周終わったことで、何ができて、何ができないのか、の選定が終わっただけにすぎません。

できない問題をできるように勉強しなければ点が取れるようになるわけがありません。

 

できなかった問題を自分の力でとけるようにする、それが本来の勉強です。

1周目の終了はとき直しまで終わっていること、が本来の1周目の終了です。

 

最悪なケースがとき直しもせず、他の問題集に移ることです。

その問題集でも結局できる問題に〇がつくだけでわからない問題が解けるようにはなっていません。

 

 

〇ワークや問題集の使い方

勉強時間を増やしているのに中々成績が伸びない!というお悩みがあったとき、

使っている問題集のレベルがあっているか、きちんと問題集を使いこなしているか、を確認してみてください。

 

自分の力で解き直しができない場合、解説を読んでいないか、解説を読んでも理解できていないか、です。

何度も何度のも同じ問題を間違える場合、根本を理解していない可能性が大です。

その場合、先生や友達に聞いて理解しておく必要ないですか?

理解して初めて解けるようになります。

また、聞くだけでも解けるようになったと言えません。

しっかりと、自分の力で解き直しができるか、問題を実際に解いてみてください。

中には解説を読んだだけでできた気になっている生徒もチラホラ見えます。

 

問題集の取り組み方としては、

解説を読む。覚えるためにも新しいところは自分でノートにまとめてみる。

→例題を実際にやってみる

→問題に取り組んで見る

→できなかった問題にはチェックを入れて、解説を読む

→理解できないときは先生に聞く

→自分でやってみる

→しばらくしたらもう一度間違えた問題をやってみる(2周目学習)

→もうしばらくしたらもう一度間違えた問題をやってみる(3周目学習)

 

これが正しい3周学習です。

 

ワークを埋めただけは1周学習が終わってません。

なので、通常1周学習は結構時間がかかるはずなんです。

 

私が生徒に学校の進度に合わせてワークをやっておくように、と言っている理由はここです。

テスト2週間前からワークに取り組んでも1周学習を1週間で終わらせることができない学生が大半だからです。

まなびの樹に毎日通塾すれば提出する状態には1週間で持っていけます。

が、それは「勉強」ではありません。ある意味仕分け作業です。

 

本当の勉強は解き直しができるようになるために、先生に聞いたり、教科書を読んだり、繰り返し問題を解くことです。

 

勉強時間は増やしたのに、点数が上がらない、と嘆くならばやり方を振り返って見てください。

本当に解ける問題が増えていましたか?

覚えていない単語・熟語・用語がなかったでしたか?

 

 

本当にしっかりとした準備をしていましたか?

 

 

◯まとめ

テスト前、私の場合はXX点を取るんだ、YYくんに勝つんだ、ZZ位になるんだ、自分で決めた目標が達成できるか不安になってました。

頭が悪かったので漢字や単語や用語をテスト前日まで覚えられずに泣きそうになりながら何度何度も繰り返し書いたり、音読したり、読んだり、まとめノートを作ったり工夫をして覚えようとしていました。

不安は勉強することでしか解消できないので、1瞬で記憶できる友達を羨ましく思いながら、自分はこの方法でしか覚えられない、と割り切って、何度自分の頭の悪さを呪いながら手を止めずに勉強してました。

1週間ぐらいは大好きなゲームもせず、友達とも遊ばずに夜中まで勉強していました。

 

 

主体的に取り組む姿勢を作っていかないと受け身人間の出来上がりなので、

目標は親の期待はあってもその生徒が決めればいいと思ってます。

でも、自分で決めた目標を達成するための正しい努力はしましょう。

残念ながら目標を達成できなかった場合は何か原因があります。

その原因を真摯に受け止め、改善していなければ同じ理由で恐らく次のテストも駄目でしょう。

人の意見を鵜呑みにするのは危険ですが、傾けることは大切だと思います。

聞く耳を持たない子にはアドバイスをせずに問いかけて、気づくまで見守ります。

 

人生その繰り返しです。たかが勉強、されど勉強です。

勉強の仕方を見ていると、仕事の仕方も何となく見えて来ます。

 

 

テストが終わった子、これからテストの子、今一度、本当に勉強してますか?

問いかけて見てみてください。

 

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