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2023.09.26
教科書→ワーク→塾教材が勉強の基本
今回の中間テストの結果で興味のあるコメントをした生徒がいます。
「教科書を初めてちゃんと読んだら結構点が取れた!」です。
科目は英語でしたが、本質をついた要約わかってくれたか!というコメントでした。
塾や教材うんぬんの前に、今学校から与えられている教材をしっかりとやり尽くす、というのが成績を伸ばす大前提です。
風潮としてワークをやろう、というのもありますが、ワークの元は教科書です。
教科書をしっかり読まずにワークだけやっていても、勉強の流れがわかりません。
5教科全てにおいて共通しているのはテスト勉強として「教科書」をきちんと読んだのか?
◯学習の基本は教科書
5教科全てにおいて共通しているのですが、まずは教科書を読むことです。
信じられませんが、学校の授業でも教科書を中心に授業をしているはずですが、教科書を読んでいない生徒が結構います。
授業中何をしているんだ?と言いたくなりますが事実です。
テスト前になって塾の先生たちに言われて初めて5教科の本文を読んだ、という生徒が少なからずいます。
全てのインプットの原点は教科書です。
教科書を読む、効果が高いので音読をする、これが学習の始まりです。
これは小中高、問いません。
学校のワークはあくまで「ドリル」アウトプットです。
教科書でインプットをしていないのにドリルでアウトプットばかりやっても意味がありません。
これができて初めて成績をあげるための塾教材を使う、というのが正しい勉強だと個人的には思っています。
学校の教科書も読まずに塾のインプットだけに頼るのはとても危険です。
もちろん塾は点を取るための教材を作り込むので、平均点以上の点数は取れるはずですが、塾のやり込みよりも教科書のやり込みをした方が良い点を取れます。
理由は先ほど言ったように全ての原点は教科書だからです。
生徒たちには以下のように口を酸っぱく言っています。
・ワークをやる際は必ず教科書を読んでからやる
・授業の進捗に合わせて一度ワークをやること
エビングハウス忘却曲線の観点からも授業終わりに復習することで記憶の定着がはかれます。また、テスト前に必ずワーク提出があるのでワーク提出のための時間をテスト前に割く必要がなくなるからです。
もちろん、上位校を目指したり北辰テストや入試問題で高得点を狙う人たちは別です。
ふるいにかける必要があるので教科書にもないような応用問題に対応していかなければいけないので、難しい塾教材などに取り組む必要はあると思います。
◯何をやるべきか
では、普段から何をしておくか、ですが以下当たり前だと思っています。
・先生の授業を聞く
・精読し、わからない単語は先生や友達にきいて理解しておく
・音読して内容を理解する
・用語や公式を覚える
・ワークをやる
・わからない点は先生に聞く
これが勉強の基本です。この基本を疎かにするのでテスト前に慌てることになるのです。
この基本を守るためにおそらく1日1時間は復習の時間が必要になるかと思いますが、中高生の学習時間は1日数時間は必要と言われています。そのうちの1時間をこの学習に費やすだけでだいぶ変わります。
その上で、さらにレベルアップ、もしくは先生に聞きたいから、という理由で塾にいく、というのが本筋だと考えています。
ちなみに、塾に行く本質は、わからない問題を教えてくれる、成績アップの方法を教えてくれる、以外に価値を感じていないです。教科書に載っている内容をわかりやすく教えてくれる、は大切ですが重要視はしていません。しっかり読めば書いてありますから。
なので、教科書とワークを自力で解ける、もしくは学校の先生に聞ける環境があれば本当に塾は不要だと思っています。
◯まとめ
勉強ができない、という前にまずは基本の教科書をしっかりと味わい尽くしましょう。
本当にびっくりするぐらい教科書を読まない生徒が多いです。
教科書を読まないのに勉強ができるはずがありません。
社会人になってもマニュアルを一度も読まずに作業をできる人を見たことがありません。
人に聞けばいいじゃん、という人もいますが、そこにコストが発生しているのを忘れています。
時間的・金銭的コストがかかるので、マニュアルがあるんです。マニュアルはノウハウの固まりなのでしっかり読みましょう。
テストは教科書の内容が理解できているかな?とテストです。
大本をしっかりと理解しましょう。