何ができて、何ができないですか? まなびの樹 まなびの樹

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2021.09.27

何ができて、何ができないですか?

社会人でもそうだと思いますが、漠然と「できる・できない」という捉え方をしていると中々うまく改善が進みません。

補習塾的にお子様の宿題をみながら、複数のお子様を担当させていただいていますが、「XXX」は苦手、「YYY」は得意、と自分自身のことをわかっている子の方が伸びるのは早いです。当たり前ですが、苦手な分野を的確にフォローできますし、得意なところは更に得意になるように指導できるからです。

 

問題なのは、何となくわかっている(つもりになっている)、というやつです。

 

分かっていると自分では思っているので、真剣に話を聞きませんが、問題を解く時となると分かったつもりなので、回答に辿り着けません。基本的な、簡単な問題なら、教科書や先生から教えてもらったことを使いながら解けるのですが、少し問題が難しくなると本質的に理解していないので、問題が解けません。

 

この何となく分かっているつもり、をどうにかして早く見つけることが講師の腕前でもあります。

 

◯分かったつもりを見つける方法

では、この「わかったつもり」をどう早く見つけるか、ということですが、二つあると思います。

 

1. 問題を解く

シンプルに何問も難易度を変えて解いてもらうことです。教科書や学校のドリルだけでなく、塾用教材等も利用しながら、色々なタイプの問題に簡単なものから難しいものにレベルアップして解いてもらいます。その過程で解けない問題が出てきた時が、理解度チェックのタイミングです。

2.途中の式や、考え方を説明してもらう

問題を解けなかった際、どういう理解をして間違った回答を導いたのか説明してもらいます。その過程でお子様の理解度を測ることができます。シンプルですが、お子様がどのように考えていたのかよく分かりますし、説明している間にお子様の方で間違いに気づくこともよくあります。

 

こうすることで、曖昧な理解の箇所を炙り出して、あとは補足をしていけば、短い時間で、スッキリと課題を解決することができます。難しいことは言っていないのですが、ティーチングよりもコーチングの方が子供の理解度も進みます。

 

解き方を一方的に先生から教えても、本当の意味で理解しているのか、理解したものを活用できるのか分かりませんから。

 

◯注意点

問題を解いていくときの注意点ですが、意外とやっていないので書いておきます。

・問題集に書き込まない

問題集に直接回答を書き込んでしまうと、復習する際に答えをみてしまうので、復習になりません。。問題集に直接書き込むのはせずに、毎回必ずノートに途中式や回答を記述して、答え合わせをすることです。ノート式が面倒であれば、問題集をコピーしてそこに書き込むやり方をすれば良いと思います。以前もブログに書きましたが、複数教材をやるよりも、何度も同じ教材に取り組んだ方が効果が高いです。

・採点を正しくする

当たり前ですが、少しでも答えが間違っていたら、間違ったという印をつけましょう。。答えをみてケアレスミスのような場合、次回やったら大丈夫!と思わず丸にしてしまってはダメです。こうしないといつまで経ってもケアレスミスをし続けますから。。

 

◯まとめ

学習をしていいく上(社会で生きていくときも同じ)で「何ができて、何ができないのか。何が得意で、何が不得意か」を知ることはとても大切です。知ることで改善の糸口ができてきますから。

 

勉強の習慣化をお勧めしているのも、結局ある程度の「勉強量」を確保できるのと、勉強量を増やすことで苦手・得意を早く把握することができるためです。勉強の習慣化ができないお子様に関しては、まなびの樹に是非お越しください。宿題という形は出さず、勉強はまなびの樹で終わらせる、という形で勉強の習慣化をしていきます。段階的にお家で学習できるように協力していきたいと思います。

 

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