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2021.10.01
「できない!」という子に対する接し方
学校の勉強はやればできます。大丈夫です。
それでも、苦手だな、という意識を持っているお子様たち、いると思います。
そんな子達も、勉強量を増やしていけば大丈夫です。やればできます。
ただ、やり方にもコツがあるので、今回はそれをブログに書きます。
◯できない子の問題点と対処法
「できない!」という言葉の中にも実はいくつか意味が含まれています。もっとケースがあるかもしれませんが、うまく表現できない子供たちは「できない!」という4文字だけを使って、意思表現をしてきます。
手強いですが、わかっていれば対処できます。
・ただ構って欲しい場合
できない!と言うと大人が面倒を見てくれると思っているので、できない!と言って大人たちの気を引きたいケースです。所謂かまってチャンですが、自分がやればできるのも密かに自覚しているので、ある程度相手をしてあげると満足して、勉強に取り組んでくれます。
・本当はできるのに、面倒なのでやりたくない場合
面倒でも、嫌でも逃れられないことを本気で伝えるとやり始めます。めんどくさがり屋なだけなので、少しでもやり出せば実は続けてやっていきます。なので、1ページでいいからまずはやろうね、というように、最初のハードルを下げてあげることで取り組みます。
・間違ったら怒られる、嫌だなと思っているので、やりたくない場合
自分に自信がない子がよく考えていることです。間違ってもいい、と伝えるとともに、本当に間違っても、「今は間違っててもいい、本番のテストで合っていればいいんだよ、今回間違ってくれたことで、何ができないのがわかってよかったよ。」というように、間違うこと・失敗することが成功への近道であることを伝えることが必要です。また、態度や行動で間違ったことに対する苛立ちを出さないことが大切です。我が子だと難しいことは重々承知ですが、大人の我々が頑張りましょう。
・他にやりたいことがあるので、今はやりたくない場合
まなびの樹で話をよくするのは、「やりたいことがあるならば、やるべきことをまずやりなさい。やるべきことをやってから、やりたいことをやりなさい」という話をします。子供なので、当然遊びたいですし、むしろその方が健全だと思っています。しかし、宿題や勉強も子供の仕事です。やるべきことをやってから遊びなさい、その代わりやりたいように遊びなさい、というスタンスです。大人になればやりたいことだけやっていたら社会人としてはアウトです。やるべき宿題や勉強が終われば、しっかり遊べるとわかれば子供たちは率先して勉強を終わらせます。やりたくない、からやらないのではなく、やりたくないは関係なくて、やるべきもの、終わらせないと先に進まないもの、と認識させることが大切です。
・問題がわからない場合
これはシンプルにわからないところを確認して、教えてあげて、問題を出してあげて、理解しているかどうかを確認していけば良いです。この時に注意なのは、簡単な問題から、少しずつやっていくこと。いきなり難しい問題を出してしまうと諦めてしまいます。。自分はできる、と思えれば子供たちはドンドン勉強していきます。
◯大切なこと
方法論についてはいくつか上げてみましたが、もっとも大切なことは教える側、両親が、この子はできる、と信じてあげることです。
この子はやればできる、と大人が信じてあげていれば、その思いに答えようとするのが子供です。
もちろん態度でそのようなことを出さない子もいると思います。しかし、子供は想像以上に大人のことを見ています。
大人が子供たちをよく見ていれば、子供としても意識はしています。意識が変われば行動も変わってきますので、うまく大人が導いてあげましょう。
そして、決して兄弟含めて他の子供と比較をしないことです。比較するのは昨日のその子です。
その子はその子なりに頑張って生きています。昨日の自分より今日の自分ができることが増えていれば凄いことです。
どうしてもXXちゃんは、YYくんは、と比較して言ってしまいますが、過去の時間は戻ってきませんので、比較されるほうは辛いです。。。
今はできなくても、勉強はやればできます。期待しすぎる速度で勉強をしていなくても、その子はその子なりの速度で頑張っているかもしれません。
そのことを褒めてあげてください。認めてあげてください。
是非子供の意識よりも大人の意識を変えるところからやっていきましょう。
◯まとめ
いくつかのパターンで大人を困らせる子供の「できない!」という言葉に対する対処の仕方をまとめてみました。
塾だけでなく、お家の勉強の際にも利用していただけるのではないでしょうか。参考になれば幸いです。
まなびの樹ではお母様、お父様と一緒に勉強だけでない子供の悩みについて一緒に考えながら対策や行動をしています。
お母様、お父様からの言うことは聞かないければ、他の人の言うことなら聞く、ということであれば、こちらから代弁してお子様たちに指導するなど、第2の家庭としての役割を果たしていきたいと思います。