漢字の覚え方 まなびの樹 まなびの樹

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2022.05.17

漢字の覚え方

先日小学校のお子さんをお持ちのお母さんに「漢字の覚え方」について聞かれたので整理してみました。

 

国語ができるようになるのに、漢字は必須です。

なので、学校では普通漢字の練習ドリルが毎日の宿題になっており、宿題をちゃんとやっている子は少しずつ覚えて来ているはずです。

でも、そうは言っても全部覚えておくことなんて難しいですよね。

 

人間は忘れる生き物です!

 

しかし、忘れにくくする方法もあるので、今回はその方法を共有いたします。

 

◯どうやるか

早速ですが、以下の方法になります。

 

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1、漢字テストorプリントを用意する(10問程度)
2、とにかくやってみる
3、わからなかった、できなかった漢字のみ3−5回練習する
4、翌日にわからなかった漢字のみテストする
5、またわからなかったところがあったら、できなかった漢字のみ3−5回練習する
6、4と5を完璧になるまで繰り返す
7、全部できたら最終的に全部をテストして総復習
8、1ヶ月後ぐらいに1ヶ月分のテストをしてみる

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利用する教材は市販の漢字ドリルや、インターネット上に公開されているプリントで十分です。

ポイントは毎日少しずつ復習する、1週間に1回は復習する、1ヶ月に1回は総復習する、ということです。やるとテスト&3回練習で10分程度しか時間がかからないと思います。

 

以前もご紹介した「エビングハウス忘却曲線」にあるように、人間はどのタイミングで復習をすると記憶が定着しやすいか、という理論に基づいてご紹介しています。

 

 

子供が漢字を嫌がる最大の要因は「何度も書かされる」ことです。

何度も書くので時間もかかりますし、右手が黒くなったのを私も覚えています。。

 

書くこと自体はとても大切です。書き順がめちゃくちゃな子がいたりします。

正しい書き順で書く、綺麗に書けるようになるには書くしかありません。

英単語と違って画数が多いので漢字は書き順も大切ですので。

 

ただし、その回数が問題です。

覚えていないからと言って、10回、20回と書いても、結局1週間後には覚えていなかったりします。そしたら、再度10回、20回も書く。これを繰り返されたら子供も嫌になります。。

 

でも、それは人間の脳の作りから言って当然なんです。

人間は忘れてしまうんです。適切なタイミングで復習しないと。

 

なので、書く回数自体は少なくして、書くタイミングを多くしてあげるんです。

キーワードは1日後、1週間後、1ヶ月後、です。

そのうち3ヶ月に一回は学校のテストがあるので、そこで再度復習ができてたりします。

その頃にはバッチリ短期記憶から長期記憶に漢字が記憶されていると思います。

 

 

◯まとめ

今回の方法は自分の娘にもやってもらっている方法です。

漢字が苦手、と言っていた小学生の自分の娘も漢字の小テスト(10問)で満点近く取るようになっている方法です。最初はやりたくない!と言って抵抗していましたが、10分で終わるので、渋々やっているうちに点数が取れるようになるので、前ほど文句を言わないようになりました。

 

漢字を覚える方法は他にもいろいろあると思いますが、1案としてご紹介させていただきました。
また、この方法を利用して英単語を覚える方法もあるので、それはまた次回ご紹介させていただきます。

 

まなびの樹では学校の宿題サポートに加えて、算数だけでなく、漢字の復習をやっている子もいます。漢字が苦手な子は前の学年、前の前の学年から苦手だったりしますので、コツコツやることで少しずつ力がついてきています。中学生になる前には小学生で習うべき漢字は全て書けるようになっているように、と考えています。

子供によって得意・不得意があると思いますが、中学生になるまでに、得意を伸ばすだけでなく、得意でなくても苦手ではない、という状態に漢字は持っていければと思っています。

 

 

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