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2023.07.07
悔しいと思える子はまだまだ伸びる
人のモチベーションの根源は、希望か恐怖です。
希望:目標や夢があるから頑張る。
恐怖:これをやらないと最悪なことが待っている。だからやろう。
分かりやすく前向きな力と後ろ向きな力です。希望も恐怖もない場合、停滞します。
どちらでも結果的に人が動き、結果を出してきます。
希望でわかりやすいのは、カッコいい可愛い海外の人と話したいから外国語を頑張る、1流企業で働きたいから1流の大学に行く、とかでしょうか。
逆に最恐の教育は世界大戦時の日本の教育だったと記事で読んだことがあります。
支配した東南アジアの人々に日本語を強制的に覚えさせた方法らしいのですが、銃口を向けながら言語を覚えさせたと言う話です。やらなかったら死ぬ、という環境で学習させたためすぐに日本語を覚えたとか。(嘘か本当かは裏付け取れてません。)
どちらも結果的には勉強します。
生徒の場合は分かりやすく以下のパターンです。
希望:目標の点数があるので頑張る!(目標は生徒が決めている)
恐怖:先生、親に怒られるから頑張る!(目標は先生やお母さんが設定している)
どちらが良いかは人の価値観に分かれると思いますが、まなびの樹の場合は可能な限り前者を推奨しています。
後者の場合、恐怖が無くなった場合動かなくなるのがオチですし、人に依存する体質ができあがると考えているからです。
人に依存しながら生きる生き方もあるのでそれはそれでいいと思いますが、「自立・自律した子供を育てる」という経営理念に反するのでこちらから積極的に恐怖を与えることはありません。
目標を自分で立てられない生徒もいますが、コーチングをしながらその生徒なりの目標を立ててもらいます。
◯テストの結果に対しての反応
今回テスト結果を受けての反応の違いです。同じ点数が上がったとしてもこれだけ違いました。
希望:嬉しいけど悔しい!目標を達成できているけど、今まで取れていた科目が下がった!もう少し点が取れたのに!
恐怖:やった!目標達成できた!満足!ケアレスミスもあるけどこれだけ点が取れたからいいよね!(これで怒られない)
結果的としてはあまり変わりませんが、メンタル面でこれだけ差が出ます。
どちらの方が今後伸びると思いますか?
恐怖の場合、達成してもまた厳しい目標を設定されるだけなので前回同様に強制的に動く動機は与えられますが、いつか壊れないか心配します。
恐怖の行き着く先は破壊です。一度壊れたら直すのに時間がかかるのでご注意を。
社会でも恐怖で従業員を管理しようとする企業やチームは山のように見てきましたが、そういう場合は大体従業員が長く勤務しなかったり、モチベーションなく働いています。もしくはメンタルが壊れて辞めていきます。みなさんの会社はどうですか?
◯まとめ
「悔しい」と思えることはまだ目標と現実のギャップに対して許せない自分がいる、という証拠です。ギャップに対して動こうとするモチベーションを感じます。
なので、十分的に動きます。勉強を今後もし続けてくれると思っています。
毎回のテストでの子供の反応は結果以上に大切にしてます。
主体的に動き出しいる生徒はグングン伸びています。
恐怖で動いている生徒は恐怖がなくなった瞬間に動かなくなります。
まだまだ未熟なため、個々の生徒に対してのさじ加減が難しいですが、主体的に動いてくれるように日々格闘してます。
塾という性質上結果に対して執着はしますが、アプローチはいろいろあると思います。
今日は基本的なまなびの樹の考え方について生徒の反応の違いから整理してみました。
あなたの子供はどちらのタイプでしょうか?