漢字は書いて覚える。英語は発音で覚える。 まなびの樹 まなびの樹

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2023.10.05

漢字は書いて覚える。英語は発音で覚える。

国語は漢字を使います。英語は英単語を使います。

言語を話す上で語彙を増やさないことにはどうにもなりません。

まなびの樹の生徒も語彙を増やすため色々と取り組んでもらっていますが、実は覚え方が異なると思っています。

 

国語に関して、読んで覚えるんだ!僕はこのやり方で覚えてきたんだ!という生徒がいるのですが、結果的に全然書けていません。

その他にも読めるのですが書けない、という生徒が非常に多いのが現実です。

 

理由は簡単です。「書いてない」からです。練習不足以外の何者でもありません。

 

◯漢字の覚え方

漢字という文字は文字自体に意味があります。辺とつくり等のある一定の文字の形のコンビネーションで意味を成します。

元々は象形文字なので文字の形自体に意味があります。ただし、形には意味があってもセットについてくる「音」に関してはさほど規則性がないように思っています。

例えば「水」を表す「さんずい」が付く文字は水に関わる意味を持っています。海や泳、などですね。

漢字の形から何となく水が関連できますよね?でも、読み方から水を連想できますか?

うみ、およぐ、全く「みず・すい」等から類推できませんよね?

 

なので、漢字は文字の形を覚える必要があります。

いくら読んでも連想することができないので書けるようになりません。

漢字ノートに何度も覚えるまで書くしかありません。

 

◯英語の覚え方

一方で英語はどうでしょうか?a, i, u, e, oという文字があった場合、ローマ字読みすると何となくスペルがあってませんか?

気づくとshはシュに近かったり、thはスに近かったり、実は音と文字が一致していたりします。

言語学を学んでいないので類推の域を出ませんが、英語は発音と文字がある程度一致しています。

もちろん例外もありますが、一度発音と文字の形を一致させると大概の英単語は覚えることができます。

漢字ほど書いて覚える必要が自分の経験上もありません。むしろ発音を覚えずに書いて覚えるのはとても非効率です。

 

なので、英単語の覚え方はひたすら読みながら発音するのがとても効率的です。

単語帳を見て、発音して、日本語の意味を確認する、この繰り返しをするだけで何となく書けるようになっていきます。

もちろん、最終的に書けるかどうかのチェックは必要ですが、先ほど述べたように漢字のように書き殴る必要はないです。

 

漢字のように何度も書いて覚えるのも良いですが、必ず発音とセットにした方が覚えやすいです。

私は学生のころに間違えて書いて覚えようとして大変でした。

社会人になり、通勤途中の電車で音で覚えたのですが、量もこなせますし、書かなくて良いのでその方が何倍も簡単でした。

 

 

◯まとめ

漢字は書いて覚える。英語は発音して覚える。この違いを是非理解して欲しいと思います。

理由は文字の形で意味をなす言語と、音が意味をなす言語の違いだと考えるとわかりやすいかなと思います。

 

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