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2025.12.24
高校生で塾に通う意味はあるのか? | 八潮市の学習塾
まなびの樹では、中学3年生で高校受験が終わると、
そのまま塾を退塾する生徒が多いのが現状です。
実は、私自身もそうでした。
しかし、自分自身の反省からはっきり言えることがあります。
それは、
高校になっても、塾には通うべきだった
ということです。
・私自身の失敗談から
私は高校受験で燃え尽きてしまい、高校3年生まで部活動に打ち込みました。
結果として、大学受験では浪人をすることになります。
浪人生活は、正直に言って
モチベーションを保つのが非常に難しい ものでした。
予備校にも通いましたが、今振り返ると
「意味があったか?」と聞かれると、答えは NO です。
(両親には本当に申し訳なかったと思っています)
理由は単純で、
・学校で一度習った内容を
・もう一度講義形式で聞くだけ
だったからです。
自分で教科書や参考書を読み、
分からないところだけ質問できれば十分だった
と、今では思います。
この経験が、
今の 「まなびの樹の学習スタイル」 の土台になっています。
◯高校生で塾に通う意味はあるのか?
・大学受験の実態
まずは、現状把握です。
現在の大学受験は、
6〜7割が何らかの推薦入試 で進学しています。
一般受験の枠は、年々狭くなっています。
また、一般受験の内容は
特に 英語を中心に難化 しています。
(※英検取得などの対策については、別記事でも触れています)
推薦を目指す場合、
-
内申点:3.5〜4.0以上
が一つの目安になります。
つまり、
日頃の定期テストで安定して点を取る力
が必要不可欠です。
・高校の勉強は「質」と「量」が違う
高校の勉強は、中学とはまったく別物です。
-
内容は一気に難しくなり
-
勉強量も増えます
正直に言えば、
中学で成績を逆転するより、高校で逆転する方がはるかに大変 です。
感覚的には、
倍以上の努力量が必要 だと思っています。
「文系だから」「理系だから」といって
苦手科目を放置すると、
推薦の場面で必ず苦労します。
「高1の1学期の成績が、3年間続く」
と言われるのも、決して大げさではありません。
・強力なライバルの出現
公立高校から上位大学を目指す場合、
最大のライバルは 中高一貫の私立高校生 です。
彼らは、
-
中学1年生から
-
大学受験を見据えて
学習を積み重ねています。
高1の時点で
1〜2年分の差がついている ことも珍しくありません。
この差を埋めて、勝たなければならない。
これが現実です。
・高校生の学習習慣の落とし穴
正直に言います。
高校生活は楽しいです。
-
部活
-
友人関係
-
学校行事
さらに、通学時間も長くなり、
「勉強時間を確保すること自体」が難しくなります。
気づけば、
-
定期テスト直前
-
慌てて勉強
-
結果は振るわず
という生徒は本当に多いです。
(私自身もそうでした)
実際に、まなびの樹を退塾した生徒からも、
-
赤点を取った
-
平均点に届かない
という話を聞くことがあります。
・塾に通うと
逆に言えば、
周りが勉強しない分、やった人が圧倒的に有利 です。
実際に、
-
週2回通塾している生徒は
→ 学校で上位層にいるケースが多い -
中学では平均点前後だった生徒が
→ 高校で上位10%に入り、推薦合格
といった例もあります。
赤点から入塾した生徒が、
平均点を超えるケースも珍しくありません。
これは大学受験だけでなく、
高校卒業後の就職 にも同じことが言えます。
同じ人柄なら、
-
赤点だらけ
-
平均点前後
-
成績上位
企業はどの生徒を選ぶでしょうか。
・高校入学はゴールではない
高校入学は、
あくまで通過点 です。
合格後、
どれだけ早く次に向けて走り出せるか。
ここで差がつきます。
金銭的な事情もあると思いますが、
少なくとも
-
毎日少しでも勉強する習慣
-
学習を継続できる環境
は、残しておくべきだと考えています。
◯まとめ
高校は義務教育ではありません。
だからこそ、自己管理能力 が強く求められます。
-
自学自習が継続できる生徒
→ 高校進学と同時に退塾しても問題ありません -
継続が難しそうな生徒
→ 塾という「学習の軸」を残す選択は有効です
最後に。
大学は「何かを学ぶため」に行く場所です。
遊びに行くだけなら、
時間もお金も本当にもったいない。
何のために大学に行くのか。
その答えを考えることが、
実は 高校生活のスタート時点で最も大切 だと思っています。
本当の楽しさは、
やるべきことをやった先にこそある
そう信じています。
お気軽にご相談ください