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2024.02.14
英語や国語が苦手な中学生がやると良いこと
国語や英語といった言語系科目が苦手な生徒たち。
私の体験として、国語は小さい頃から読書をしたり辞書をひいたりして言葉に触れていたので読解の練習をすればできるようになりましたが、英語に関してはそうはいきませんでした。大人になるまで苦手でした。
そんな体験から私が言語系が苦手な生徒達にやると良いと、思うことをまとめてみました。
◯英語や国語が苦手な中学生がやると良いこと
□言葉を覚えること
兎にも角にも取り組むべきは言語の基になる「語彙力」です。
語彙力がなければ話す中身がないので言語系は無理です。
私が国語ができて、英語ができなかった大きな理由はここです。
どんなに文法を勉強しても語彙力がない生徒はどうにもなりません。
語彙力は、聞いてわかる、書ける、意味がわかる、使いこなせる、があって初めて語彙力がある、とみなせます。
まずは「語彙力」をつけることを習慣化しましょう。
最近よく見るのが、漢字は書けるけれど意味や使い方はわかっていない、という生徒です。
学校で漢字のテストがあるので漢字を「書く」練習はするのですが、結局どういう意味かわかっていないので教科書などで出てきても本当の意味で理解していないのです。
ご両親も漢字テストで点が取れているから、と油断するパターンです。
小学校からの積み重ねで中学生になると立派に教科書が読めなくなっている生徒達。
英語も同様です。英単語は知っているけれど書けない、という生徒です。
Enjoy English授業の影響で何となくで終わっており中学生になり「書く力」を求められて撃沈するパターンです。
私も結局は語彙力がないために言語系が苦手な生徒でした。
国語は本をよく読み、知らない言葉は辞書で調べていたので何とかなっていましたが、英語は英単語を覚えることが苦手だったので本当にダメでした。
言語が苦手だ、と思ったらまずは言葉を覚えていきましょう。
覚え方は人によりますが、いくつかあると思います。
・単語帳
所謂漢字ドリルや英単語帳、語彙力アップのためのテキストを購入してやる方法です。重要な漢字や単語から並べてくれているので効率的と言えば効率的です。
・辞書を使うこと
今はインターネットを使えばすぐに調べられますが辞書を引くことをお勧めします。情報の信用度や情報量に差があるからと考えています。とにかく学校や家に辞書を置いておいて、わからない用語があったらその場で調べてしましましょう。忘れたらまた引けばいいんです。何度か引いていくうちに覚えてきます。
・教科書を精読する
最良のテキストは教科書だと思っています。教科書に出てくる用語で自分が説明できない用語があれば辞書で調べて意味を理解しましょう。それだけでだいぶ変わってきます。
・読書をする
昔から読書をすると良いと言われていますが、読書も結局わからない単語や用語を放置していたら読んだ気になっているだけです。わからない用語はしっかり辞書で調べておきましょう。また、作者が偏ると結局その作者が使う言葉の範疇でしか言葉が出てきません。色々な作者の本を読むと良いと思います。
・ニュースを見る
また、ニュースは時事用語だけでなく様々な用語を使って情報を伝えてきます。ニュースで出てきて知らない用語があったら調べる癖をつけてみましょう。それだけでだいぶ変わってきます。バラエティはだめですよ。
上記で自分でできそうだな、と思ったことをとにかくやってみましょう。
国語も英語も一緒です。必須の道具は「辞書」です。
ポイントはとにかく毎日やること、諦めないことです。
言語系は語彙力が増えないと中々上がってきません。
なので語彙を覚えるまで時間がかかるので、その分すぐに効果が現れ辛いと思っています。(既に語彙力がある人は別ですよ。)
□文法を覚えること
語彙力が上がってきたら次は文法です。
英文法は当たり前ですがルールを知らないとできないので、ルールを学びます。
国語についても読み方があるので、その読み方を学びましょう。
今は良い文法書や読み方の参考書がたくさんあります。
その文法書を読み解けるだけの語彙力があることが前提ですが、読みながら覚えるのも十分あります。
とにかく、英文法、国語の読み方のルールを学びましょう。
1人で理解できない場合は学校の先生に聞いたり、塾にいき塾の先生に聞きましょう。
□アウトプットしてみること
そして、大切なのがここからです。日本人が苦手としているところです。
上記はあくまでインプットです。結局アウトプットしないと使いこなせたことになりません。
・話す
学んだ用語を使って話をしてみましょう。
日本語で話す、英語で話す、ともに誰かに話をしてみましょう。
もちろん相手のレベルにもよりもますが、使ってみて会話が成り立てば良いですし、成り立たなければ何か使い方がおかしい、ということです。
日本語であれば親や友達、先生に対して使ってみましょう。
英語は中々難しいですが、機会があれば使ってみましょう。
・書く
国語も英語も文章を書くことが苦手な生徒が多い印象です。
短い文でも良いです。書くことをしましょう。
問題集でも良いです、日記を書く、というのも一つの手です。
自分で考えて文章を書く、というアウトプットをしてみましょう。
この二つができて言語が使えると考えています。
□よく読むこと
最後に意外と重要なのですが、しっかり読む、というのも大切です。
国語も英語も意外としっかりと読んでいない生徒が多いです。
しっかりと読めない、と言った方が良いかもしれません。
語彙や文章の構成が理解できなくて読み飛ばしているケースです。
諦めずに辞書を引いたり、何度も読み直して文章を理解する、という訓練をしないといつまでも読み解けるようになりません。
◯やると失敗するかも
□いきなり問題集や参考書をやること
やる気があって問題集や参考書を買って取り組むとおそらく「語彙力」がなくて読めなくなり、挫折します。まず付けるべきは語彙力です。やるならば語彙力を増やすことを並走してやりましょう。
□書きまくること
何度も当ブログでは書いていますが、人間は忘れる生き物です。結局忘れるのに毎回大量に文字を書こうとするとその分時間とやる気を失います。
英単語の覚え方、でも書きましたが、1回に大量の時間をかけるのではなく、毎日コツコツと取り組む方が効率的です。
◯まとめ
今回は国語、英語と言語系が苦手な生徒に対して何をやるべきか、を解説してみました。
私も理系の人間でどちらかというと言葉を覚えるのが苦手な生徒でした。
しかし、今改めて「語彙力」の大切さを痛感しています。
社会人時代も、語彙力は営業力に直結していました。
言葉を適切に使えないと結局相手に伝わっていないこと、意思が伝わらないこと、がよくありました。(相手の語彙力のなさもあります。)
語彙力がある人は賢そうに見えることもありました。
社会人では賢そうに見えることは立派なスキルです。
逆に言葉が稚拙だと仕事が出来なさそうに見えるのは否めません。
社会に出た時も「語彙力」は必ず必要になります。今からコツコツと身につけていく訓練をしていきましょう。
<参考リンク>