算数・数学の伸ばし方 まなびの樹 まなびの樹

ブログ BLOG

2021.07.12

算数・数学の伸ばし方

算数・数学が苦手、、、という方多いのではないでしょうか。

算数・数学が嫌で文系に進んだ、という方もいらっしゃると思います。

 

その理由は何でしょうか?

 

計算が面倒、答えの導き方がわからない、etc

他にも理由があるかもしれません。

 

私自身は算数はどちらかというと得意なほうで、

コツさえ掴めば誰でもできる科目、という考え方を持っています。

 

◯算数・数学ができるようになるポイント

まず、算数・数学でできるようになるポイントが3つあるので、まとめます。

 

・計算スピード

いわゆる、たす、ひく、かける、わる、の計算スピードです。

小学生のうちはほとんどの人が指計算から入ると思います。

それが慣れてくると指を使わなくなり、そのうち10の位の計算ができるようになり、100の位ができ、掛け算、割り算ができるようになり、少数・分数という計算が入ってくる。

計算という処理が至るところで行われるので、この計算を間違えたり、遅かったりすると算数が苦手になっていきます。

 

・国語力

実は算数といえど、正しく文章が読めて、理解できないと問題が解けません。

たす、ひく、という言葉の概念がわかっていないとできなかったり、加える、合わせる、といった日本語を理解していないと、問題の意味がわからず間違えてしまいます。

計算式を出すと解けるのに、文章題になるとできなくなる、というのは典型的なこのパターンです。

 

・定理を使いこなす

そして、算数独特かもしれませんが、過去の偉人たちが編み出した「公式や定理」なるものが算数・数学には存在しています。

連立方程式、円の面積の求め方、とか円柱の体積とか、そういう類のものです。

なぜそうなのか、を理解するには恐らく相当勉強しないとダメですが、こういう場合はこうなる、という公式を覚えて、使いこなすことでグッと問題がとけるようになります。

 

◯どう伸ばすか

・計算スピード

これは、何度もやる、が回答です。本当に簡単なレベルから始めるのがコツですが、何度も繰り返しやることで脳の処理レベルがどんな子供で上がってきます。

最初は指計算だった小学生が最後は指を使わなくなるのは、何度もやっていくうちに覚える、処理ができるようになるからです。理屈は一緒です。

 

1+1=2というレベルから初め、桁のくりあがり、桁を増やす、という具合に完璧になるまで繰り返しやることが大切です。

そうすることで、ある時、あれ?この計算ってこうだよね?こうすると早く処理できるよね?というのがわかってきます。そうすると自分の中で早く処理ができるパターンが見えてくるので、後はそのパターンをうまく使ってどんどん処理することができてきます。

また、最初はなぜか苦手な数字がある可能性もあります。5はできるけど、6とか7が絡むとなぜか間違う等々です。間違いが多いと思った時はどの数字や、どのパターンで間違うのか、しっかり見てあげると良いとお思います。

公文式のドリルや100マス計算等が最適なツールだと思いますが、単調になりがちなので、ポイントは計算時間をしっかり測ることです。

まずは正確性を磨きますが、そのあとは計算スピードです。

東大生の3割は公文式を低学年の間にやっていた、というデータもあるようですが、小さいうちに計算スピードを上げておくことは脳の処理速度を上げることにもなりますので、お勧めです。

子供も計算スピードが上がってくると、もっと早くできるように!とムキになってやりだしますので、本当に簡単な教材からやっていくのがおすすめです。

 

・国語力

これは色々な先生が述べていますが、一朝一夕で解決する問題ではないです。

活字になれる、言葉を知る、という機会をいかに作ってあげるか、につきます。

 

一番のおすすめはやはり「読書」です。

普段の日常会話で使う言葉が多ければ良いのであれば問題ないと思いますが、国語の授業や試験の中では普段使わないような言葉も出てきます。

そういった言葉に触れる機会が必要になってきますし、子供の将来を考えると豊富な言葉というのは子供の教養にもつながってきます。

言葉に触れるための教材は何でも良いと思います。絵本、漫画、小説、その子供が興味を持つものをドンドン読んでもらう、もしくは読みきかせをしてあげることが良いと思います。

少し時間がかかりますが、今本を読んでいない子供も興味のある分野のものであれば少しずつ読もうとします。読んだ時に躓いてしまうのは、わからない言葉が多い時です。そのわからない、を見逃さず、教えていけば、ドンドン子供は言葉を吸収していきます。

言葉に慣れ親しむことがとても大切です。

言葉に触れる際に、どういう意味だろう?どういう使い方ができるんだろう?と子供が考えてくれれば嬉しい限りです。

 

言葉に触れる、という意味では「日常の会話」「日常のテレビ」も大事な情報源です。

Youtubeでは自分のみたい分野のものしか情報が入ってこないので、新しい言葉はなかなか入りづらいですが、大人との会話、普段見ないテレビ、そういったものも立派な言葉のまなびの機会です。

 

あれ?わかってるかな?という表現が出てきた時に、是非お子さんたちに聞いてみてください。わからなければ教えて上げてください。

日常生活に色々なまなびの機会が転がっています。

 

・定理を使いこなす

これも計算と同じです。

くどいと思うぐらい、何度も教えてもらった定理を使って問題を解いてみることです。

簡単な問題からですよ。

定理一つ一つを使いこなせるようになると、そのうち複数定理を利用しないと解けない問題が出てくるようになった時に、しっかりと使いこなすことができるようになります。

もし定理を使いこなせない、理解できない場合は、この時点でアウトになります。

 

◯まとめ

面倒なことも多いと思いますが、繰り返しやっていくと算数は確実に点数が上がってきます。算数に関しては簡単すぎるだろう、と大人が思うところからしっかりと100点が取れるようにしてから次の分野に進んでいくことが、最終的な近道になります。

基礎がしっかりしていなければ応用はできません。

今のうちにしっかりと基礎固めをしておいて、進学や受験に望まれることをお勧めします。

CONTACT CONTACT お気軽にご相談ください

お問い合わせ 見学のご案内