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2021.08.03

日本式?バカロレア?インターナショナルスクール?

グローバル化が進んできている中、英語の重要性がより増しています。

それに合わせて日本でも海外大学に進学しやすくなるバカロレア認定校が増えてきました。

中にはインターナショナルスクールへの進学を検討されている方もいるかもしれません。

選択肢が増えるのは良いことだと思いますが、それぞれメリット・デメリットを考えながら最適な学校選びをサポートしていきたいですね。

 

◯インターナショナルスクール

インターナショナルスクールの起源は日本に駐在している駐在員の子供のための学校です。当然学校の中は英語が母国語として話され、カリキュラム、文化、全てが日本とは異なります。当然、考え方、進路等も通常の日本のものとは異なり、グローバル標準の考え方となります。自分たちの子供は世界を中心に活躍してもらうんだ、と心に決めるのであれば、良い選択肢なのかもしれません。

一方で、日本の教育、文化を学びませんので、日本人として子供を育てようと思うと、両親が頑張っていく必要があります。卒業した際には日本で働く場合には外国人採用枠に入るようなイメージになると思います。加えて費用面がかなりかかることはご存知の通りです。

あくまで、外国人として子供を育てていくイメージです。社会人の時にインター出身の人がいましたが、外見は日本人でも中身は外人でした。日本人として仕事を進めようとするとどこかズレてしまうことがありましたが、外人として扱うとしっくりきた記憶があります。

 

◯バカロレア認定校

海外大学へ進学する上で必要な資格を日本にいながら取得できる学校です。

当然英語に関しては力を入れつつ、日本人教師も多く、文科省も今力を入れている分野です。授業内容も探求学習が取り入れられていたり、IBの原則にしたがってプログラムが組まれ個人的にも注目の学校です。学費もインターナショナルスクールに比べて格段に安いです。

英語力さえ身につけていけば、海外でも通じる学び方(主体性・ディスカッション・プレゼン力)を経験できます。

課題は、まだ日が浅いため選択できる学校が少ない点や、先生自身も試行錯誤している段階なので、効果が不透明な点です。こちらは選択したい学校に直接訪問して確認していくほうが良いと思います。

 

文部科学省IB教育推進コンソーシアム

国内IB認定校等数(2021年6月30日時点):167校

https://ibconsortium.mext.go.jp/ib-japan/authorization/

 

 

◯日本式教育

一方で従来の日本教育も捨てたものではありません。集団行動や基礎学力の高さはグローバルからも認められている立派な教育方針です。基礎学力が高いので、色々なことができたり、応用力があったりするのが特徴です。課題は、主体性やリーダーシップとグローバル社会を生き抜くのに必要だと言われるスキルです。今の教育方針の根源は戦後GHQによって基本構想が練られているため、基本的には主体性を排除し、言われたことを忠実にこなす軍隊式教育(植民地化?)なので、リーダーシップ能力を育てる教育はしていないのがネックです。敗戦後にリーダーが出てきてアメリカに楯突いてきてたら困りますからね。。今の日本にリーダーシップ能力がないのは当然で、そういった教育を受けていない、出る杭は打つ環境を作られたからです。ただし、最近はそれでは不味いということで、中には出る杭は伸ばす、ような取り組みをしている学校もありますので、そういった観点で進学先を調べてみると面白いです。

日本式教育で親が一番気にしなければいけないのは、子供の「自己肯定感」です。日本の自己肯定感の低さは統計でも出ていますが、世界主要国の中でもかなり低い順位です。やりたい気持ち、やったことに対して大人や周りの人間から否定されるので、当然です。

もちろん本当にやってはいけないこと(人を傷つける、貶める、騙すetc)はダメだと思いますが、失敗に対して寛容になり、挑戦を褒めてあげる必要があります。

 

◯まとめ

どの進路先も一長一短ありますが、英語が話せる環境ということだけで、インターナショナルや海外の学校を選択すると後で後悔することになると思います。英語はあくまでコミュニケーションツールです。何を学ぶか、が大切なので、学校選びは何を学べるか、を考えた方が良いです。

残念ながら学歴は海外でもあります。むしろ海外の方が露骨に出るケースがあるかもしれません。学歴=努力の差、という認識ですから努力を惜しんだ人に対しての扱いは残念ながら日本ほど優しくありません。

学校選びに関しては、進路先やどういった教育がされるのか、どういう学校文化なのか、偏差値だけでない情報もしっかりと収集して選択ください。

 

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