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2024.01.11
英語の勉強方法 | 中学生
中学になって本格的な英語学習が始まりあっという間に苦手科目になった中学生たち。塾長自身も一番苦手な科目でした。
大学受験の英語テストであまりのわからなさで試験中に諦めて寝たこともあります。
そんな塾長も今では英会話ができるレベルに上達し、あの時あれをやっておけば苦労しなかったな、という想いをこめて子供たちに教えています。
◯英語学習でやるべきこと
早速何からやるかをあげていきます。英検対策、学校の定期テスト対策、受験勉強対策、どれにも当てはまります。
学年関係なく、英語が苦手という生徒は以下の順で取り組んでみてください。
・単語を覚える
言語の力はとにかく「語彙力」がかなりを占めます。
私が学生時代に苦手としていた原因はここです。
文法練習をする時間<英単語を覚える時間、という形にしなければいけないのですが、逆でした。
いくら文法が分かってもその他の単語がわからないことで結局問題が解けない状態になります。
文法の勉強が無駄になってしまいます。。。
それぐらい英単語を覚える時間をしっかり作りましょう。
英単語の覚え方は他のブログにも記載していますが、毎日コツコツが原則です。
文字と音が一致しない生徒に関してはフォニックスの練習をすることをお勧めします。
英語も文字と音にある程度規則性があります。
この文字の羅列だとこの発音、この発音ならばこの文字、というニュアンスが一致すると英単語も覚えやすくなります。
覚えるにしても、単語の意味、形、音までしっかり覚えて、対義語、類義語、ニュアンスの違いまでしっかり覚えておくことをお勧めします。
最初は覚えるのに苦労して1日20単語ぐらいをチェックするのが限界だと思いますが、慣れてくると1日100単語ぐらいのチェックができるようになります。
覚える数ではなく、チェックする数、というのがポイントです。
・音読
単語を読めるようになってきたら、学校の教科書をしっかりと音読しましょう。
音読は国語と同様に最高の勉強方法です。単語を覚えるだけでなく文法の学習にもなります。
人間はインプットをするだけだと上達しません。必ずアウトプットが必要です。
音読は読んで(インプット)声を出す(アウトプット)ので一番上達する学習法です。
題材として教科書が一番最適です。学校でやっている単元を1日1回で良いので音読するだけでかなり変わります。
騙されたと思って音読を頑張ってみてください。
読めない単語、意味がわからない単語は辞書やGoogle先生に聞いてみましょう。
・文法
ここまでやって漸く文法の学習です。
英語は母国語でないので言語のルールを我々日本人は知りません。
ルールを知らなければ守ることができないので当然英語ができない訳です。
英語は世界で一番話されている言語=一番簡単な言語、という考え方もできるかな、と思っています。
正しい順序で学習していけばそんなに文法的には難しい言語ではありあせん。
日本語のほうがよっぽど変則ルールがたくさんあり難しいと思います。
市販の文法書でも良いですし、わからないことがあった際に聞けない環境であれば塾で学習する形でも良いと思います。
・長文読解
上記をしっかりやった上で後は長文を読み解く力を鍛える練習です。受験では必須のスキルですね。
ただ多くの文を読めれば良い、というわけではありません。最初は正確に正しく読む、という練習が必要です。
いわゆる「精読」です。
スラッシュリーディングを行い、単語を確認し、品詞を確認し、構文解析を行って正しい文法のルールを理解できているかを確認していきます。
スラッシュリーディングのやり方は今後ブログにあげていきます。
精読は国語でも大切ですが、時間をかけて全然構いません。むしろかけてじっくりと文を味わい尽くしましょう。
ここで文が読めない原因をしっかりと突き止め、苦手の原因を取り除きましょう。
単語か文法、どちらかが原因です。
題材は教科書、問題集や参考書、過去問、というように優しい教材から難しい教材へ順序よくいきましょう。
多読する方法もありますが、まずは精読して文法に揺るぎない自信が持ってから多読をすることをお勧めします。
多読の理由は読むスピードを上げることだと理解しています。
正確に読めないのに早く読んでもそれは読んでいるフリなのであまり意味がありません。
精読してから早く読む練習ですよ。焦らないでいきましょう。
如何ですか?ここまでしっかりとやり込めた人は高校受験レベルであればしっかりと対応できると思います。
上位校になれば英文の内容自体も国語の題材と同じで非常に内容のある読み応えのある内容になってきます。
焦らず精読をして英語力をあげましょう。
◯よくある課題
ここからは幾つかの悩みポイントについて対策をあげてみます。
1. リスニングが苦手な子
定期テストでもなぜかリスニングで点が取れない、そんな生徒は原因を調べましょう。
リスニングは幼少期からやっていないと難しい、と言われていますが、学生レベルの英語であればそんなことはありません。
・単語がわからない
そもそも単語を覚えていない場合は聞き取れるわけがありません。単語を聞いて瞬時に日本語が出てくる、単語のイメージが出てくる状態でないとリスニングをした際に単語は出てきません。
しっかりと単語の形と意味、音を覚えましょう。
・音を聞き取れない
この問題がいわゆる幼少期からの英語学習の効果です。
10歳までに耳が完成されると言われています。それ以降だと日本語で使われている母音・子音以外はなかなか聞き取れないと言われています。
しかし、そのことを分かって音の学習をしていけば聞けないわけではありません。
また、リエゾンなど音が繋がることを知り勉強すれば聞き取れない単語も少なくなります。
この問題の場合は「フォニックス」の勉強をすることをお勧めします。
自分が発音できない音は聞き取れない、とも言われていますので、学習の際にはしっかりと発音しながら単語を覚えましょうね。
・文法的に推測ができない
英文は文法のルールに従って作成されます。当然ルールを知らなければ使いこなすことは難しいです。
まだ怪しい文法箇所があれば文法の問題集などで演習して身につけましょう。
練習方法としては、音読、ディクテーションやシャドーウィングの練習、文法のやり直し、といったところです。
2.ケアレスミスが多い子
ケアレスミスといえば数学を思い出しますが、英語でもケアレスミスは起きます。
英語の場合はほとんどが文章をよく読んでいない、というのがほとんどです。国語と一緒ですよね。
英文だけでなく、日本語の文すらちゃんと読まない、そんな生徒は当然ケアレスミスが多いです。
先生から指摘されると、見落としてた!次回は大丈夫!とどの子も言いますが、しばらく治らない厄介な原因です。
対処策は時間制限をしないでじっくりと取り組んでもらうことです。
3.単語が覚えられない
こちらは正しい単語の覚え方を知る必要があります。漢字と同じように覚えようとすると失敗しますよ。こちらのブログ(英単語の覚え方)を参照ください。
◯まとめ
今回は英語が苦手、英語をそろそろ本格的に始めたい、という方向けにブログを書いてみました。
お役に立てましたら幸いです。
勉強の仕方や文法について教えて欲しい、と思ったら塾に行くことも検討ください。
<参考リンク>